右足の幅がFでした。

サブ6ランナーかく語りき

【読クソ完走文】日常をポジティブに変える 究極の持久力/鏑木 毅

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このブログに投稿している他の記事を見てもらえればわかるのだけれど、僕の趣味はランニングだ。

とりわけ、山道や野道を走るトレイルランニングが大好きで、地元の山へはちょくちょく出掛ける。

そんなトレイルランニング界のレジェンドと言えば、なんと言っても本書の著者、鏑木毅氏である。

鏑木選手の著書は他にも読んだけど、しんどい時にあきらめないという姿勢を強く学んだ。

僕がこのブログを開設するキッカケになったのは鏑木氏がプロデュースした大会に出場したこと。

最終ランナーでゴールし、鏑木氏に出迎えてもらった上にインタビューまでしてもらえたのは、僕にとって大変な喜びだった。ちょーしんどかったけど!

f:id:iparappa:20191105201422j:image▲ヨレヨレでゴールする筆者を労ってくれた鏑木選手。

そんな鏑木選手は今年、50歳でトレイルランニングの最高峰、ウルトラトレイル・デュ・モンブラン(UTMB)という世界的な大会を完走している。

しかもその約2か月後、中国で行われた黄山国際マウンテンマラソンも完走し、ベスト10という結果をたたき出した。

これは本書の題名通り「究極の持久力」の賜物だと思う。

50歳でこれだけ走れるということは、僕ら中年おじさんにとって、まぎれもなく希望の星なのだ。

 

そんな鏑木氏も過去、38歳の時に競技人生の引退を考えることがあったらしい。

しかし、そんな時に参加したUTMBで、59歳のランナー、マルコ・オルモ選手に出会い衝撃を受ける。

当時、マルコ選手は鏑木氏よりも20歳以上年上だったにも関わらず、3時間以上も早くゴールしていたからだ。

この経験から、年齢とは別に持久力を向上させることができるのではないかと仮説を立てて、試行錯誤の末に導き出したノウハウが本書に記されている。

関連画像
▲「時を止めた男」ことマルコ・オルモ選手。1948年生まれだそうです。

 

鏑木氏曰く、脚力は年齢と共に衰退していくが、トレーニングによってその衰えの曲線を緩やかにすることができるという。

持久力についても同じことが言えるのだけど、「あること」をすれば逆に向上させることができるのだ...!というのが、本書のキーワードとして示されている。

それが、「抗酸化」「低糖」「食事改善」の3つ。

とくに「抗酸化」に関して、僕は全くノーマークだった。そりゃ老いる一方だ。

簡単に言うと、

・身体の老化には「活性酸素」が関わっている
    ↓
・「活性酸素」を抑制するれば老化が抑えられる。
    ↓
・そのための成分を摂取すれば良い。

というのが本書の教え。

 

じゃあ、具体的に何を摂取すれば良いのかというと、それがアスタキサンチンという成分らしい。

鏑木氏は縁あってアスタキサンチンのサプリを飲み始めたそうだけど、結果的にその効果は十分に感じられたそうだ。

ちなみにすぐにマネしたがり感化される僕も、早速サプリを購入して1か月間飲んでみた。

鏑木氏は「寝起きが良くなった」と言っているが、そう言われたら確かにそんな気もしないでもない。

回復力も上がるとのことだったので、もう少し飲み続けてみようと思う。

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▲ドラッグストアではあまり売ってないんだよなぁ。結局、Amazonで購入している。

 

本書には食事のこと以外にも、メンタルコントロールや練習法など、さまざまな視点で持久力をアップさせる方法が掲載されている。

先述した通り、50歳で160キロの山道を走り抜けた著者が惜しみなく公開している手法なのだから、間違いはないのだろう。

甘いモノ好きの僕にとって「低糖」だけはモンブランよりも高い障壁ではあるけれど、自分がまだまだ向上できるのであれば、試してみる価値は十分あると思う。

DHC アスタキサンチン 30日分

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