右足の幅がFでした。

サブ6ランナーかく語りき

Xero ShoesのAmuri Cloudを買ったので山頂レポ

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少し前の話になりますが、Xero Shoesがセールをしてました。前回のセールでは「Prio(プリオ)」というシューズを購入しましたが、今回はXero Shoesのフラグシップモデルであるサンダル、「Amuri Cloud(アムリクラウド)」を購入。

普段、自作ワラーチを履いている限り、既成ワラーチを履く理由はないんだけど、Xero Shoesのソールの薄さにはとても興味があったのでこの機会に試しに買って履いてみることに。

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▲今回購入したAmuri Cloud。カラーバリエーションもあってオシャレ。

この時、足を痛めていたこともあってガンガン走ることはできなかったけど、何せ片方120グラムしかないので歩いて軽い、動いて軽い、いちいち軽い。ヒモの調整不足か前足部に隙間ができるのが気になったけど、グリップも良かったし普通に登るのに問題はなし。

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▲Xero Shoesを履いて大文字山に登りました。良い天気!

山頂に到着すると中年登山者に「それ何?」と声を掛けられました。どうやらXero Shoesを見たのが初めてだったようで興味津々のご様子。確かに、ルナサンダルと比べるとソールは薄いし全体的に頼りない見た目は否めない。

でもXero Shoesのソールは薄くて軽くて丸めることができるくらい柔らかいけど丈夫。なんでも「FeelTrue」というゴム素材でできたソールらしくXero Shoesが開発したものらしい。厚さは6mm。これってけっこう薄くて、地面の凹凸は十分に感じることができるレベル。

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▲ちょっと汚れてるのは泥の上を歩いたから。

赤い部分と黒い部分の素材は少し違うくて、赤い部分は「BareFoam」という硬めのスポンジのような触り心地。素材が何かわからないんだけど開発者のこだわりを感じる。なんかちょっと「シルクレイ」っぽいな。適度な柔らかさがあり汗ばんだ足裏での吸いつきは良さそう。ただ、ゴム部分よりグリップは劣る感じ。

実際、泥の上を走ってみたら足とサンダルの間に泥が入ってすべりやすくなってしまった。もちろん普段履いてるワラーチでも同じ状態にはなるので、これが特別グリップ力がないというわけではないと思う。ちなみにもうひとつのサンダル「Amuri Venture」の方はソール全体がFeelTrueになってます。

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▲これがAmuri Venture。実はこっちも買ってしまった。

ところで、通販で靴を買う時に気をつけたいのがそのサイズ。Xero Shoesのサイトでは各サイズがPDFで用意されてます。プリントアウトすれば足型に合わせることができるので安心。僕の足はちょうどMen's9の足型にフィットしました。

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▲これをプリントアウトして足に合わせる。

 ただ、印刷のせいか横のガイドは実際より小さかったのに届いた実物は足型より少し大きかった。横幅は問題なかったのだけど、縦がトータルで1センチほど余裕ある感じ。許容範囲ではあるけど、サンダルの場合、ワンサイズ下のサイズでもよかったかも。余談ではあるけど、草鞋って指先が完全に外に出てるんすよね。

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▲サイズ合わせて買ってみたものの、ちょっと先が余ってる。

鼻緒の部分はパラコードでメインのヒモはポリエステルと思う。セパレートのヒモを3本使用していることでシンプルな機構とは言えないけど、パーツさえあれば自分でも組み立てられる簡単な作り。カカトをヒールカップに合わせてヒモを引っ張ることでテンションを調整するみたい。

とはいえ、どうしても鼻緒部分が足のポジションの中心になるから少し大きめのサイズだとカカト部分に余裕ができてしまう。やっぱワンサイズ下でよかったな…

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▲横から。カカトに1センチほどの隙間ができてる。しかし薄い!

 カカトの部分の内側にはヒモが滑り落ちないよう加工されていて、ロゴ入りの四角いパーツが保護してくれてます。こんなの意味あんの?と思うかもしれないけど、京都グランドトラバースを走ってた時、知らない間にカカトを怪我したこともあるし、歩道橋の階段で擦ったこともあるし、意外と役に立つのかも知れない。

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▲これでカカトを守ってくれる。

 前述したけど、Xero Shoesはヒモを引っ張ることでポジションを調整する仕様を採用していて、公式では「Patent-pending tensioning system」と呼ばれてます。確かに着用動画を見ていると簡単そう。一度フィットさせてしまえば、あとは上部のヒモをスライドするだけで着脱できてしまう。

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▲黒い方のヒモを緩めて足を入れて… 

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▲足の甲あたりまで持ってくることで安定する。

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▲余ったヒモがダレ~ンとなるのがちょっと気になる。

今回試走してみて、あらためてXero Shoesの軽さ丈夫さ柔らかさを実感しました。いくつか気になる点もあったけど、個人的にはかなり気に入ってます。今回の山登り後もランニングや普段使いで履いてみたので、そのあたりも含めてまとめると以下の通り。

 

良い点
・軽くて丈夫なつくり。(5000マイル保証!)
・ソールが薄く裸足に近い感覚。
・着脱がらくちん。
・カラーバリエーションもあって見た目にオシャレ。

気になった点
・前足部に隙間ができる。(履き方、サイズの問題かも)
・そのせいか、歩くとパタパタと音がする。
・カカトの余ったヒモが気になる。
・日本のショップで買うと結構高い。

 

良い点で挙げた「ソールが薄い」ってことだけど、普段シューズで走っている人がいきなりXero Shoesで走るのはこの薄さが逆に良くないと思う。もし履くならまずは普段履きから始めてみることをおすすめします。とくに夏場は山、川、海と活躍できる場所が多くなりそうだし。

僕が普段履いている自作ワラーチのソールはビブラムシート8338なんだけど、もう自分の足裏の形になじんでいる(変形してる)のでフィット感は半端ない。さらに幾度となく踏みつけて薄くなっているのでXero Shoesに負けず劣らずの裸足感覚。その点からいうと、走るということにおいてXero Shoesのソール素材が足裏にフィットするかどうか気になるところではあります。

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▲下山は裸足で。結局、脱ぐんかーい!

 裸足ラン、サンダル、ワラーチに興味あるけどお高いし、だからといって自作するのも面倒だし上手くできるか自信ないし…という方にはおすすめします、Xero Shoes。セールで買えばリーズナブルだしね。

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▲我が家では子供用に購入しましたー。

 

追加 2018/01/08

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調節用のヒモがダレ〜ンとなる問題ですが、先端のパーツを取り外してヒモを適当な長さに切れば解決できそう。

”今そこにある危機”にどう向かい、対処するか。

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突然ですが皆さんはトレイルランニング中や山登り中、もよおしたことはありますか?

人間、誰しも食べたら出すもの。そのタイミングは時と場合を考慮せず、”今そこにある危機”として訪れることがあります。街中であれば今や郵便局より多いと言われるコンビニへ駆け込んだら済むわけですが、トイレのない山の中だとそうはいきません。

山へ行くことが多ければ多いほどその確率は高くなり、いざ危機が訪れたその時、どうするべきなのか。そうです。ノグソするしかないのです…

何を隠そう、実のところ僕も2回ほど経験があります。詳細は生々しくなるので割愛しますが、40過ぎたおっさんが何をしているのだと、情けない気持ちになったことを覚えています。

しかし、そんな僕の行動を肯定してくれる、いやむしろ推奨してくれるのが今回紹介するこちら、「葉っぱのぐそをはじめよう」という本。

内容はタイトル通り、ノグソをした後はその辺に茂ってる葉っぱでオケツを拭きましょう!というもの。いや、葉っぱで拭く以前にノグソしないし。という指摘はもちろん、これはノグソする人向けに「拭くなら葉っぱがいいよ」って本でもあります。

とはいえ、食べたら出るのが人間の性。野メシや山ゴハンというジャンルはメディアでも紹介され、書籍も多数、それらを題材にした漫画もあるほど。しかしそればかりがもてはやされて、出す方、つまりノグソ山トイレがタブー視されるのはおかしな話でもあるわけです。

トレイルランニングをしていれば、いずれこういう機会に恵まれる?もの。ロングトレイルなんて走ろうものならなおのこと。そういえば千日回峰行を行っていた塩沼亮潤大阿闍梨もノグソしたって言ってたもんな。そんな不可避必至の出来事に備え、葉っぱのぐそを知っていれば心に余裕もできるのではないかと思います。

 

ところで、著書の伊沢氏はノグソの実践・普及に尽力する「糞土師」として活動されています。この方の「糞土思想」はひと言でいうと「ノグソで世界平和を目指す」という考え方で、彼の本気度はハンパありません。

ノグソが地球を救う…そう断言する彼の思想はいわゆるパーマカルチャーで、ヒトの営みも自然サイクルの一部であるべきというもの。本書後半の「糞土思想」に関する記述は大変興味深い内容なので、是非一読して頂きたい。

それに加え、ノグソQ&Aも面白い。「雨や嵐の日はどうするんですか?」という基本的な質問から「オシッコも一緒にしていいんですか?」という愚問にまで丁寧に回答しています。

またノグソは軽犯罪になるのではないか、ノグソによる水質汚染問題、糞害問題、日本人全員がノグソをした時のシミュレーションなどなど、社会的な側面からもQ&Aを通して考察されています。

一番納得したのは「ハエがたかるので汚いです」という意見に対し、「汚いのはハエよりも、自分が出したウンコではないですか?」という回答でした。

 

と、ノグソ談義はまたの機会にするとして、今回はあくまでトレイルランニング中にもよおした際の対処ということで話をすすめたいと思います。要は出した後、どうするか

以前読んだ服部文祥さんの本には「川の少し離れたところで用を足し、終わったら川へ行って水をすくいながら洗う」とハンドウォシュレット的な方法が紹介されてました。ただいつも川が近くにあるわけではないし、直洗いはちょっと…と思わなくもない。

その点、葉っぱというツールが使えるということはノグソ初心者にとってハードルを低くしている要素。というわけで、本書に掲載されていた、使えそうな葉っぱをいくつか紹介したいと思います。

 

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■フキ
まさに拭くための葉っぱという名前のフキ。葉っぱの大きさも適度で安心感がある。幼葉はやわらかく、産毛もあって拭き心地も良いらしい。ちなみにフキノトウはお尻の谷間にフィットして、尻触りもかなり良いとのこと。

 

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ヨモギ
成長すると固く細くなるため使えないが、若葉はどこでも見かける手に入りやすい葉っぱとして重宝しそう。使い方は若葉を先端から20㎝ほど茎ごとちぎり取って、それを束にして拭く感じ。

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タンポポ
なんと花の部分を使って拭くという、貴族的な趣向。大きめの花を2~3、柄をつけて摘んだ後、指に挟み込んで使う。花部分は繊細で弱々しいため、仕上げ拭きに適しているのだとか。

 

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■クズ
日本中どこでも茂っていて、その繁殖力故に海外では危険外来種として恐れられているクズの葉っぱ。子供の頃、山で転んで出血した時にこの葉っぱで血を拭いた経験がある。確かに使いやすそう。

 

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■コナラ
日本の雑木林でよく見かけるコナラ。どちらかというと、少し湿った枯葉の方が使いやすいよう。秋は同じくクヌギやクリの落ち葉を見かけるけど、その中でもコナラが最も使いやすいとのこと。

 

著者は他にもススキやキノコなどでも試している。そう思うと、どんなものでも拭ければそれで良いのかもしれない。要は拭いたものも拭かれたものも自然に還るということが重要なのです。

余談にはなりますが、ノシッコをした際、女性の場合はコケを使って拭くと良いらしいですよ。

 

はじめて伊沢氏のことを知った時、「これはクレイジージャーニーに出演すべきだ!」と思ったけど、先日タモリ倶楽部に出ておられるのを見て、あぁ確かにタモリ俱楽部案件だわな、と妙に納得してしまいました。

ご本人はノグソをスポーツのようにとらえ、自らをアスリートだとおっしゃっています。山を走り、誰も来ないきわどい場所でノグソする…その内、エクストリーム・ノグソなんていうジャンルが出てくるかもしれない。

今のところ、積極的にノグソをしようとまでは思わないのだけれど、トレラン中、危機に直面した際の心持ちという意味では不安や後ろめたが軽減されたました。そして手を伸ばせば葉っぱがある。それだけで安心して用を足せそうな気がするのです。

福知山マラソン ~裸足で走るべき3つの理由~

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11月23日、第27回福知山マラソンに出場しました。当日は京都からマラソン列車に乗って会場へ行こうと思っていたけど、妻が車を出してくれるというので、いやそりゃその方が楽だしとお願いすることに。京都縦貫道を通って舞鶴若狭自動車道へ乗り換えいざ福知山へ!

途中、綾部JCTを通り過ぎて天橋立方面へ向かってしまうというハプニングがありながらも、舞鶴大江インターで高速を降りてなんとか受付時間には間に合いました。そのハプニングのおかげでマラソンコースを車で下見することになるという謎ボーナス。ちょうどボランティアの方々がエイドを設営されているところでした。

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▲当日、高速道路は濃霧。でも車は少なかった。

受付会場となる三段池公園には許可書のある車しか入れないので、近くで降ろしてもらい歩きます。近くといっても1キロほど歩いたけど…。こんなに人が集まる大会は久しぶりなので右往左往しながら選手受付へ。

ウワサでは計測チップを足首に巻くタイプにしてもらえるそうなので、聞いてみたところヘルプデスクへ行ってくれとのこと。そこですんなりと交換してもらったけど、「理由を書いてください」と紙を渡される。“裸足で走るため”と書いたものの、とくに相手の反応はなかったのでこれって普通のことかも!(いや、ちがう。)

さて、今回僕は裸足で走ることを決めていましたが、いろいろと調べた結果、福知山マラソンは裸足ランに適しているということがわかりました。実際に走ってみた感想とともにその理由を紹介したいと思います。

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▲スタートはJブロック。かなり後ろの方。

 

1.路面が優しい

スタートの三段池公園から市街地を抜け、由良川沿いの国道を走る本大会。基本的には舗装路を走るわけですが、アスファルトの状態は非常に良い感じ。裸足ランナーの方には周知のことですが、アスファルトにもいろいろあってザラザラしたものからツルツルしたものまで種類があります。

とくにアスファルトの目が粗くガレている路面を個人的にはガレファルトと呼んでるんだけど、そういう箇所は全くありません。1か所、数メートルだけザラザラした路面があったけど気になるほどでもないし裸足ランナーには適した路面なのです!

…ということは事前に裸足上級者の方のブログから情報を得ていたのだけど、裸足初心者にはそれでも不安。でも、さらにありがたいことに福知山マラソンのコースは車道と歩道を分ける車道外側線が太い!白い線と青い線の2本が引かれており、人ひとりが走るにはちょうどの幅。この線上はツルツルしてるので足裏へのダメージが少ないのだ!

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▲やっとスタートゲートが見えてきた。

 

2.裸足の人が多い

日本にはいくつか裸足ランナーが集まる大会があるらしく、西日本でいうとこの福知山マラソンがそうらしい。僕は単独での参加だったけど、グループで出場されている方々もおられて、そこからの情報だと今回、30名程の裸足ランナーが集まったそう。

前回裸足で出場した宇治川マラソンではワラーチランナーは数名見かけたけど裸足ランナーは見かけなかった。裸足だとランナーからも沿道からも結構声を掛けられたけど、今回はものすごく少なかったと思う。給水所のおばちゃんも「今年は裸足の人多いな」と言っていたから特別視されることもない、つまり初めて裸足になるには走りやすい!

とは言え、裸足ランナー同士だと走ってる時に声を掛けたり掛けられたり。途中ONTAKE100のTシャツを着た裸足ランナーがいたので挨拶をしてみる。するとそこへ、もう一人の裸足ランナーが現れ僕も含め裸足が3人そろう絵面に。

現れたのはアキタさんという裸足グループの方。「この大会は34キロ地点の居酒屋エイドが楽しみなんすよ!」と明るく教えて下さり、軽やかに裸足ステップでスイスイ進んで行かれました。少しの会話だったけど元気をもらえたし、折り返しですれ違った時にも声を掛けてくださって気力をもらいました。

同じメーカーの同じシューズを履いていてもあまり話しかけることはないけど、裸足やワラーチだとそれだけで話ができるし、走っててキツい時なんかはその姿を見るだけでシャキっとする。つまり裸足ランナーが多いとがんばろうって思う機会が増えるのです!

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▲わかりにくいけど大きな虹!この後も2、3回見ることができた。

 

3.大会自体がすばらしい

 今回、初めて福知山マラソンを走らせてもらいましたが、走りやすい良い大会だと思いました。まず、給水に困ることがなかった。季節的にそれほど喉も乾かなかったけど、2.5キロごとにポイントがあるし、自分にしてはめずらしく何度かスルーしたほど。そしてボランティアの方も多くサポートも手厚かった。

もうひとつ、景色がのどかでキレイなこと。これは個人的な好みだけど街中よりも自然の中を走る方が好き。由良川からのぞむ紅葉や田園風景、今回はそこに虹も出たりして特別感ありました。コースも適度に起伏があったし天気もコロコロ変わって変化あったし、そして何より参加費も良心的。

あえて短所を言えば、我が家からのアクセスがやや不便なことと、スタート前、トイレに長蛇の列ができてかなり待たされたこと。ま、これは他の大きな大会でもそうか…。トイレ行くタイミングって難しい。みんなどうしてるんすかね。

 

というわけで、初の裸足フルマラソン無事に完走しました。タイムはネットで4時間33分14秒。4時間半まであとわずかってトコだけど、最後まで歩くことなく走りきったし、ゴール前の坂道も振り絞って走ったし、今出せる力は出し切ったと思う。30キロ手前から見事に失速し続けたのは武庫川ユリカモメの時と同じで悔しいけど、それでもPBは大幅更新!

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▲ゴール!最後の坂道、がんばった!

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▲4時間30分には届かなかったけどPB達成!うれしい!

ゴール後、裸足グループの方々がおられる場所へ行ってみると、ちょうど先ほどご一緒させてもらったアキタさんと、今回の裸足ランにあたり声を掛けてくださったU字さんがおられたので挨拶を。少し談笑して記念に足元撮らせてもらいました。U字さんはすでに靴下を履いておられたのですがわざわざ脱いでくれました(笑)ありがとうございます!

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▲HADASiの方々と記念撮影。

 

今回、本当は保険にワラーチを腰に巻いて走ろうと思っていたのだけど、長男から「裸足で完走してや。そうやないと自慢できひんやん」と激励(?)されたこともあり、こうなったら絶対完走すべくワラーチは持たずに走りました。ハーフ以上の距離を裸足で走った経験がないから不安ではあったけど、無事完走できて父の威厳を保てたことに安堵です。

来年は娘がファンランに挑戦したいって言ってるし、そういうことならもちろん僕もフルマラソンに参加したい。そして次回も裸足で走るつもりだし、その時、新たに裸足に挑戦する人がいて今年より裸足ランナーが増えていたら、やっぱり何かちょっとうれしい気がします。

結局、山裸足とかってアホ男子の延長なだけやんか。

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実はワタクシ、男子校出身でして。

それを知ってか知らずか、先日、会社の偉い方から本を頂きました。「男子校という選択」というタイトルなだけに、かなり限定された人向けの本です。

男子校を選択したことに少なからず後悔の念を拭えきれない僕を肯定してくれる内容かと期待して読んでみたけど、ちょっと思った以上に思ったことがあったのでブログで紹介しようと思います。

内容的には男子校がどうこうというより「男子の生態」についてわかりやすく書かれています。

各学校、その男子の特性を生かした教育方針を持っていて、だからこそ男子には男子校の教育が効果を発揮するのではないか、と。そんな男子校ですが、一言で表現すると

 

アホ男子が周りを気にせず思いっきりアホなコトができる空間

 

であり、そしてこれこそが男子校の最も大きなメリットだと記されています。

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例えば、土砂降りの昼休みにグランドで野球やサッカーをしている生徒がいる、卒業写真を全裸で写ろうとするなど、男子校でのアホなコトは枚挙にいとまがないくらい。

そういえば僕も卒業の日にクラス全員でエッチな本やビデオを持ち寄って、教壇の下に詰め込んだという思い出がある。

でもそんなアホなコトが男子にとって実は大変意味があると本書は説いています。どう意味があるのかというと、

 

好奇心に従って自分の力を試す実験

 

ができるということ。その実験を通して自分の限界が見えるから、さらにその先を見たくなる。そうすることで世界を広げて興味を深堀りして、人としてより魅力を増していく…ということなのですね。

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人としての魅力って何?アホなコトしないと身に付かないの?と言われるとそういうわけではないと思うけど、男子校にそのチャンスが多いのは間違いないかもしれない。

 

たとえば海城中学高等学校が掲げる「新しい紳士」とはつまり、

「自らの力を出し切った経験に基づく自己信頼を高めることで、ぶれない自分を作る」こと、そして「自己信頼に裏付けられたタフネスを持ち合わせた男性」とうたってる。なんかこの文章だけ見るとウルトラマラソンとかロングトレイルに通じる何かを感じる。

芝中学高等学校では「すべての教科が主要教科」ということで人間教育に重点を置いている。技術の時間には木工の前にかんなの刃を研いだり、調理実習で使用するエプロンを自作したり。そのうち体育で走る前にワラーチを作るなんて授業ができるかもしれない。

神奈川の鎌倉学園では「質実剛健」の武士の魂と「自主自立」の禅の精神を受け継いでいる。このスローガンは女子がいたら絶対無理だ。男子でも腰が引けそうな雰囲気だけど、桑田佳祐の出身校となればまたイメージも変わってくる。

 

そんな男子校でアホな男子が女子の目を気にせず非生産的なことに真剣に取り組む、こういうのって思春期には大切かも。このノリを持っていたら大人になってもアホなままかも。

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ここで翻って山裸足の話。なんでわざわざ山を裸足で走るのか?っていう問いに対して、

 

・心身を研鑽し自己を高めたいから

・自然との一体感が気持ちいいから

ローインパクトで山に優しいから

アーシング効果で身体にいいから

 

と、いくつか答えが思い浮かんでどれも間違いではないんだけど、僕自身、正直しっくりくる回答がなかった。でもやっとわかった。つきつめるとたぶん理屈じゃない。

 

ただアホなことをしたいだけだ!

 

世の中はいつだって理由を求めるし、行動に対する効果や対価を求めてくる。でも、アホ男子は意味のないコトをしたいのだ。「なぜ山に登るのか、そこに山があるから」よろしく「なぜアホなコトをするのか、だって男子だから」ということなのだ。

エクストリームスポーツに男子が多いのは体力的なことだけじゃなく、根本的にアホだからといえば納得できる。そしてこのアホなことこそが人としての魅力や深みを増幅させる貴重な経験なんだと思う。

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そういえば、もうひとつ男子校ならではのエピソードとして、先に述べた全裸で卒業写真を撮ろうとか、キャンプファイヤーの時に全裸で踊るとか、ふんどし姿で遠泳したりとか、何かと裸ネタが付きまとう。かのラ・サール卒業生も「なんで男子って裸になるのが好きなんでしょうね」と証言しているから偏差値の高い低いは関係ないっぽい。

 

ずいぶん昔の話だが、僕も畑の真ん中で夕日を浴びながら全裸になったり、露天風呂の岩山に登って向こうの客室に全裸を披露してしまったりと、裸にまつわる話はいくつか持っている。おそらくアホ男子はみんな持ってると思う。裸足で走るのもそういった気持ちのあらわれで、最終的には全裸で山を駆け巡りたいとすら思ってる。

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アホさと裸の因果関係は次に持ち越すけど(いやもう語らない)、アホ男子はいつまでたってもアホ男子。だけど、このゆるぎないダンディズムから生み出されるアホ男子パワーが世の中を動かす重要な要素のひとつであると、僕は信じている。

 

…だから女性のみなさん、我々アホ男子をもう少しだけあたたかい目で見守ってやって下さい。お願いします。

 ↑ これを言いたかっただけか…?

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比叡山縦走計画:大尾山から日吉大社へ

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山中を彷徨いつつも、ついに正しいルートを発見。右ヒザの痛み、左足裏の痛み(イガグリ踏んだ)を気にしながら、とりあえずの目的地仰木峠を目指して走ります。ただ途中からホントにヒザが痛くなって後半はグダグダ。仰木峠以降はキツかった…。

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▲見つけた仰木峠への看板。ちゃんとした道が見つかってひと安心。

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▲久しぶりに走りやすい!しかも下り!やっほい!

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▲看板発見!コースは間違ってない。…はず。

軽快にトレイルを下って来たんだけど、ここであれっ?と。なんか雰囲気的にはこのまま人里に下りて行きそうなんだけど。ホントに合ってる?過去の経験からそう思った時は即座にチェック。

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▲やけに下ってきたのでちょっとおかしいと思って確認したら…

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▲やっぱり大原の方へ下って行ってた!あぶね。

どうやら京都側へ下山していっていた様子。古知谷といえば大原の北、京都唯一の即身仏がある阿弥陀寺があるところ。即身仏の最南端として有名で、以前一度行ったことがあるんだけど、その時は冬でお寺が閉まっていて結局入れなかった思い出が。ちなみに、ここのお寺では即身仏を公開してません。

仰木峠―古知谷を結ぶルートの古知谷の方へ向かってたようなので、とりあえず13番の看板のとこまで戻ろうと思うんだけど、地面はガレてるしワラーチを履いて登りたい。近くに沢があったので、そこでワラーチを洗って泥を落として装着、もとの場所まで戻ります。

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▲とりあえずそこの沢でワラーチを洗う。

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▲登り返すこと約5分。もとの場所に戻ってきた。

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▲12番の標識目指して、さっきとは逆ルートを進みます。

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▲お!走りやすいトレイル。この後は基本的に分かりやすい道が続く。

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▲2,3か所かなりの急斜面を登ることに。結構キツい。

小出石越えから大尾山までは木々に赤布が巻かれているのでさほど迷うことなく進んでいける。いくつかのアップダウンがあるけど、これが結構な斜度で登るのも下るのもキツい。ここらへんに人が少ないのはルートが厳しいってこともあるのかな。大きい荷物持ってたら大変だわ。

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▲林道沿いに出た。

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▲ここからはしばらく林道沿いを進むことに。

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▲木々の間から琵琶湖!今回のランで初めての眺望。

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▲斜面を登りきったら管理区域に。この網に沿って登ります。

この少し先に分岐があって滋賀県側に下りることができます。滝寺というお寺があって、比叡山インターナショナルの時、エイドに設定されていた場所。ここから下山も考えたけど、せめて大尾山までは行きたい。持って来たお菓子も食べてないし。

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▲標識ナンバー6、大尾山に到着!

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▲元々は童髯山と呼ばれていたそうです。

比叡山系北稜のほぼ中央、たくさんの登山道が集中している大尾山。というのも以前の話で、現在ルートはかなり減ってるみたい。この大尾山、もともとは「童髯山(どうぜんやま)」と呼ばれていたものの、「たおやま」「だいびやま」と変化していき、現在では「梶山(かじやま)」というのが正しいらしい。

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▲相変わらずの林道沿い。この先、一度林道に出て進む。

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▲何か既視感あると思ったら以前トレランの大会で走ったことある場所。

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▲かつてのルートは廃道になってるっぽい。

今回走って思ったこと、それは登山道は誰も歩かなければ荒れてくるってこと。当然と言えば当然だし、山にとってはその方がいいのかもしれないけど、林道を切り開くわけではなく、自然と共存できるトレイルを整備するなら活きた山づくりができるのではないかと、うっすら思ってます。

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▲3まで来た。あと少し。

このあたりで今回初めての登山者と出会う。僕の方はしょっぱなから道を見失い、途中何度も迷走した挙句の出会いだったので人に出会えたことがちょっとうれしくて「仰木峠はこの先ですかね」って声を掛けてみるも、相手からは「えぇ、もうすぐです」とそっけない返事。どうやらお互いのテンションに相違があったみたい。そそくさとその場を走り去る。

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▲かなりの下り。ヒザ痛い(泣)

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▲向こうに琵琶湖大橋が見える!

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▲ついに仰木峠に到着!やったー!休憩だー!

なんとか仰木峠に到着。京都グランドトラバース65で一緒に走ったナカシマさんに写真を撮ってもらったことは記憶に新しい。数名のグループがいたので少し離れたところで休憩することに。

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▲今日の甘いモノは厚切りチョコケーキ!なんと451kcalもある!

とりあえず目標にしていた仰木峠まではやってきた。後はどのルートで下山するかなんだけど、このあとにひかえる水井山、横高山を登って下るのはちょっと厳しいと判断。もう右ヒザがかなり痛い。というわけで、ここから滋賀県側にエスケープ、横川を通って下山します。
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▲独り会議の結果、17の地点から横川を抜けて下山することに。

休憩を終えて、気持ちも新たに走り出したものの左足に違和感が。見るとワラーチのヒモが切れている!そういや以前にもそんなことあったな…。

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▲出た!ワラーチのひもブチ切れ事件!

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▲とりあえず分岐を横川方面へ

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▲ワラーチを直せそうな場所までしばらく裸足。
このまま裸足で進もうと思ったけど、石が多く足裏が痛い。このまま無理するとまた足裏ベロンベロン事件の再発になりかねないのでワラーチを直すことに。前回の失敗を踏まえ、ちゃんと予備のヒモを持参してます。フフフ、聖闘士に同じ技は二度は通じないのだよ!え?意味わからない?お前の中の小宇宙を燃やせ!

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▲ジャーン!予備のヒモ。同じ失敗は繰り返さない!

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▲応急処置完了!

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▲沢まで下ってこのあと登る。

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▲このあたりの山はお寺に続くことが多いので拝観料注意。

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▲ドライブウェイに出た。ここも東海自然歩道の一部。

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▲土管みたいなトンネルをくぐる。てか土管やん。

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▲向こうに横川の駐車場。

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▲横川中堂を経て坂本を目指すので、ここは左へ。

そうそう、横川といえば比叡山インターナショナルの時、残り30秒で関門突破した思い出の場所。すでに40キロくらい走ってたはずだけど、この辺りは半泣き全力で走り抜けた記憶がある。あんなにドキドキした経験は近年思いつかないなぁ。

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▲後ろのランナーに追われながら無我夢中で登った階段!

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▲スイーパーさんと一緒に根本中堂へ向かったのがこの道。なつかしー。

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▲横川中堂は人だかり。なになに何があるの?
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▲ちょうどこの日、大阿闍梨の特別祈祷が行われてた!見たい!

ここからはほぼ林道を抜けて下ります。以前、日吉大社から登って横川中堂に来たことあるから、その逆だし普通に行けそう。…と思ってたけどこの下りが右ヒザにキツい。

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▲ここからはひたすら林道を下っていく。

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▲木々の合間に見える琵琶湖は眺め良し。

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日吉大社へは林道を外れて細い山道を進みます。

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▲いくつか分岐があって半信半疑で進んできたのが今ここ。

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▲意図せず八王子山の山頂を踏むことに。

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▲下りてきたら何か建物の裏に出た。

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三宮神社から臨む琵琶湖。いい眺め。

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▲こちらが三宮宮。

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▲こちらが牛尾宮。

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▲崖の上に立つ本殿は見上げると迫力ある。

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▲到着しました日吉大社。もうヒザが痛すぎる。

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▲日吉三橋のひとつ大宮橋。秀吉寄進だそうです。

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▲その橋の下でアイシング。

結局、仰木峠以降は右ヒザの痛みが増して、たいして走ることもできず、ダラダラと林道を下山した感じ。なんとも尻窄みな山行でした。今回のルートはこんな感じ。

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和邇駅からゴールの日吉大社まで約23キロ。次回は毘沙門から北上して比叡山までのルートを確保して、いつか途中峠まで到達したいです。

 

比叡山縦走計画:途中峠から小出石越えへ

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前回、JR和邇駅から還来神社まで歴史探訪ランを楽しんで来たわけですが、やや右ひざに違和感をかかえつつも早速トレイルインします。ただその入口が怪し過ぎる

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▲この怪しい登山口からスタート!下草がすごい。

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▲少し進むとちゃんと登山道がある。ここで間違いないみたい。

薄暗い入口を過ぎると道筋ははっきりしてる。でもこの時に今まであまり感じたことのないような悪寒…とまではいかないけど、「あれ?」みたいな空気の違いみたいなそんな感覚がありました。僕は霊感皆無の鈍感野郎なので、この感覚も気温や湿度の変化と思ってるけど、人一倍怖がりなので何かにつけて不思議な力のせいにしたがる派です。

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▲いきなり沢を飛び越えるアクション要素あり

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▲土管に飛び乗るって、スーパー〇リオか。

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▲倒木がスゴイけど木にビニールテープ巻いてるってことは人が入ってるってこと

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▲でもいきなり道を見失う。

いけそうな道とふさがれてる道との判断が微妙な感じで、よくよく周囲の状況を確認しながら登っていきます。あきらかに林業かなにかで人の手が入っているので決して進めないようなところではないのはないけど。

写真を撮りつつもGoogleマップで方角を確認しようとiPhoneを手にしたらまさかのフリーズ。全く反応しない!えっなに、たたり?さっきの悪寒を思い出して「やば」と真剣に思ってしまう純粋さ。(←だまれ) そうです。周りには誰もいないし道もよくわからない。引き返すなら今という思いが頭をよぎる。

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iPhoneがまさかのフリーズ!このタイミングでこんなことある?

とりあえず再起動させると元に戻ったのでひと安心。携帯の方は解決したけど進路は未だ未確定。このまま進むべきか迷っていると眼下に登山道のような道が。

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▲左下に道がある。沢沿いだから向こうが正解か。

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▲そこまで下りて進んでいく。でも道は荒れ荒れ。

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▲何度も沢を渡る。ワラーチだから濡れても平気。

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▲山道に木が生えて進みにくいしクモの巣がスゴい!

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▲空き缶の朽ち方が半端ない。いつのやねん。

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▲沢沿いから道っぽい方へ。合ってるのか、はなはだ不安。

以前に誰かが通った痕跡はあるので今進んでる方向で大きく間違ってはないと思うんだけど、いかんせん道なき道感が強くなる。前日に雨が降ったせいか地面は濡れてるし、ワラーチに泥が入って足も滑る。登りがキツいっていうか、もはやただの斜面。

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▲目の前に広がるテープ巻いている木々。

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▲この角度。しかもガスってるし。どんどん怖い。

とりあえず木々をつかみながら斜面を登っていきます。結構な角度なので四つん這いにならないと危険極まりない。このまま登ってちゃんと登山道に出られるのか不安は尽きないけど、逆にこの状況を少し楽しんでる部分もあったり。あれオレ何しに来たんだっけ?と思うとちょっと笑ける。

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▲もう少しで明るいとこに出るけど、もはや歩けるような道はない。

何とか稜線に出たものの、そこもやっぱり何もない斜面。さらに上に向かって登っていきます。注意深く人の痕跡を探しながら慎重に進みます。こんなとこで怪我とかしたら大変やん。ってかクモの巣がエグい。

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▲たぶん今このへん

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▲ビニール袋がくくってあるし、なんかちょっと道っぽいかも。

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▲またビニール袋発見!ということはこっちで間違いなさそう。

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▲斜面がキツいのとワラーチが滑るので裸足に。

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▲向こうが明るくなってきた!もうちょっとや!

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▲とうとう尾根に到着!神々しい演出がクリア感を盛り上げる!

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▲消えかけてるけど「宮メズラ」って書いてる。

看板から南北に山道が伸びているのでもっと北側から登ってこれたのかも知れない。でも雰囲気地図は東から宮メズラに到達してるから、この道で合ってたのかも。あの本に書いてあった「不明瞭ながら」というのは入口が不明瞭なんじゃなくて、道が不明瞭だったってことか。結局、明確なルートは確立できなかった…。

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▲あの地図を見返すと登って来たルートでさほど間違ってはなさそう。

そのまま稜線に沿って南へ進みます。相変わらずクモの巣が多いけど道は全然わかりやすいし走りやすいしトレイルはこうでなくちゃ。
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▲道は小さなクモの巣だらけ。でももう気にならない。

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▲突如現れる三角点。

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▲周囲を見渡すと高すぎるところに小さすぎる標識が。魚ノ子山到着!
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▲これもまた半透明でわかりにくい。どうやら縦走道で間違いない。

宮メズラからしばらく走ると魚ノ子山(552.4)に到着。登山者の探索力を試すかのようなわかりにくい看板があっただけで山頂感は全くない。で、さらに進もうとすると道が二手に分かれてる。地図では一本道だったんだけど…はて困った。

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▲わかりにくいけどここで左右にルートがある。

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▲とりあえず右へ進む。

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▲眼下には林道が見える。とはいえトレイルは相変わらず荒れてる。

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Googleマップを見る限りこっちであってる。はず。

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▲そしてイガグリ!今回2,3度イガグリを踏んでホントにイガが足に刺さった!

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▲この先が尾根だと信じて明るい方へ上っていく。

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▲さらに林道に近づいた。罠が設置してある。

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▲一度林道に出る。砂利が痛いからワラーチ装着。

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▲ややルートから外れてるか…。

トレイルは進めそうなところがないので、一度並走している林道に出て南へ。途中、Googleマップで確認するもやや西にズレていることがわかったので、どこかでトレイルに戻れる場所を探しながら走っていく。っていうか、Googleマップって機内モードにしてるのに使えるの?なんでやーすげーなー。でも便利。

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▲ところどころ道が分岐しているけどとりあえず南へ。

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▲林道とはいえ狭いし荒れてる。もちろん誰もいない。

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▲右手にトレイルに入れそうなとこ発見!階段っぽいけど、ただ枝が並んでただけ。

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▲なんとなく道っぽいところを進みます。

方角を確認しつつ目印も探しつつ進んでいたにもかかわらず、ここでまたもロストします。なんとか復帰しようと斜面を登るけどもう道じゃない。ホントにただの斜面。転がり落ちれば沢に真っ逆さまみたいなところだけど、不思議と裸足四つん這いで登ると落ちそうな気がしない。しかも今日のオレは道なき道などもはや何ともないぜ!

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▲目印っぽいものを確認しながら進んでいく。

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▲特徴的な木。正面と右手に道が伸びてる。このあたりが小出石越えのはず。

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▲マップ上の小出石のポイントに肉薄はしてるけど…

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▲右手に上がってみたものの…なんか違う。

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▲見下ろすと左手に道が見える。あっちか!

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▲しかも看板がある!確認せねば。

どうやら進んできた道よりさらに土手の下にもう一本道がある。下れそうな場所がないので無理やり斜面を滑り落りながら看板のところまで。しかしここに来て無茶なルートを進んできたせいか右ひざが結構痛くなってきた。イガグリ踏んで足の裏も痛いし

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▲これがその看板。仰木峠の文字!

なんのルートのなんの看板かわかないけど、ここで向かっていた仰木峠の文字を見て少し安堵する。この道で間違いなかったのだ!道もわかりやすそうだし、このまま一気に行くぜ!と思ったのがそもそもの間違い。今回、そもそも多い。初見コースってもっと慎重にならないとだわ。

なんだかんだ宮メズラから魚ノ子山までのルートくらいしかわからず、あとはちゃんとしたルートは不明のまま。もう一回走れと言われてもわかりましぇーん。
次回、とりあえずゴールまで行きます。とりあえず…

iparappa.hatenablog.com

 

比叡山縦走計画:和邇駅から途中峠へ

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まずはこの地図を見て欲しい。

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先日読んだ「比叡山1000年の道を歩く」(竹内康之/ナカニシヤ出版)という本で紹介されていた「比叡山系縦走概念図」だ。比叡山に関係ない人には全く興味のない地図だけど、僕にとってはかなり画期的な地図だったりするのです。

普段、比叡山に行く時は大文字山を越えて一度住宅街を通ってから登山口に入るわけだけど、この地図でいくと地元の毘沙門堂から北上して山中を比叡山まで抜けることができる。そしてそのまま途中峠まで到達すれば、そこそこのロングトレイルが成立するのではないかと。 

比叡山から大尾山(童髯(どうぜん)山)までは以前走ったことがあるので、今回は途中峠から比叡山まで南下するルートを確認したいと思います。

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▲本にのってたこ雰囲気地図を頼りに登る。これがそもそもの失敗。

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▲JR湖西線和邇駅を降りて登山口のある還来(もどろき)神社まで向かいます。

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▲午前8時、和邇駅到着。登山者が数人いたけど車に乗ってどっかに行った。

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▲知る人ぞ知るワニのキャラクター。“輪っかが二つ”のマークもある。

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▲まずは県道311号線まで行く。十字路のど真ん中に石碑がある。f:id:iparappa:20171014220634j:plain
▲え、何このやんごとなき飛び出し坊や。

ここ和邇小野妹子の里で有名らしい。じゃあこれは飛び出し坊や妹子バージョンか。目的地は311号線を西にまっすぐ進んでいくんだけど、「小野神社」の表記があったのでちょこっと寄り道することに。

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▲小野神社に到着。朝早いので誰もいない。

この小野神社、妹子をはじめ、小野篁小野道風小野小町などなど小野氏の氏神社。家系図みたら小野氏って皇族出なのね。小野ヤスシ小野リサもそうなのかしら。
小野篁平安時代のお役人で、夜な夜な井戸を通って冥界へ通っていたという言い伝えがある。その井戸は僕が好きなお寺のひとつ、京都の六道珍皇寺っていうお寺にあります。どうでもいいけど。

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▲わかりにくいけど奥にあるのが六道珍皇寺にある「冥界の井戸」

小野道風(とうふう/みちかぜ)は篁の孫で、和様書道の祖と言われる書家。柳の枝にジャンプして飛びつこうとするカエルを見て「無駄やん無駄やん届かへんやん」と思っていたら、風が吹いてカエルのジャンプが成功するのを目の当たりにし「マジか…やっぱ何事も努力って大切やん素敵やん」と思い直したという逸話があって、それが花札の雨の絵柄になってるヤツです。

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サマーウォーズ見てから子供にやたら花札をせがまれる。

有名な小野小町も篁の孫らしい。地元にある隨心院は小野小町所縁のお寺で、そういえばそのあたりの地名は小野という住所だわ。小野小町の本名は「小野吉子」かもしれないそうです。キラー・カーンの本名が「小澤 正志」と知った時と同じくらい衝撃。

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百人一首の歌はあまりに有名。75歳まで生きたらしい。
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▲小野氏を祀る小野神社。質素ながらも風格漂う。気がする。

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▲こちらは篁を祀った小野篁神社。同じ境内にある。

ちなみに小野神社の祭神は、簡単に言うとお菓子の神様。菓子業の功績者に匠や司の称号を授与するのを担当していたのが小野道風だったそうですよ。

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▲さて、先ほどの石碑のところまで戻ってあらためて目的地へ。

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▲しばらくはこんな感じの何もない道を行く。

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▲途中で見かけた何故かコーラ推しの自販機。

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▲道が分岐しますが車道は危ないので集落の中を通ります。

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▲むっちゃ名前が記入されているけど個人情報大丈夫なのか?

走ること約1時間、目的地の還来(もどろき)神社に到着しました。駅からだいたい6キロくらい。旅行安全、家内安全とのことなので今回の山行の無事を祈ります。

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▲還来神社到着。

還来神社は藤原旅子という人を祀っています。タビコとはまたなかなかステキな名前だけど、この女性、平安京でおなじみ桓武天皇の皇妃なのです。33歳という若さで亡くなっているのですが、その際に「わが出生の地、比良南麓に梛の大樹あり、その下に葬るべし。」と遺言を残したそうです。そうして「還り(もどり)来た」ということで還来神社と名付けられましたとさ。

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▲これが神木「梛(なぎ)の木」。この下に旅子が…!?

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▲本殿の脇にも立派な大木が立ってる。

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▲お守りの無人販売。カエルのお守り、ちょっと欲しかった。
ひと通りお参りを済ませた後、持参したウィダーを飲んでエネルギー補給します。神社の前には公衆トイレもあるので、ここで一度用を足して少し休憩。若い女性がひとり、神社の写真を撮ってるのを見かけたけど何かのマニアかしらん。
県道に続く橋を渡ると、道を挟んで向こう側に何やら登山口のようなものが。本の説明には「不明瞭ながら還来神社から南西へ入る谷を登路に」とあるので、わかりにくいけどたぶんそれがそうなんだろうな。

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▲急カーブ注意の標識の向こうに入口らしきものがある。

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▲だいぶ生い茂ってるけど、どうやらここで間違いないっぽい。

思いのほか歴史談義にひとり盛り上がってしまったので、続きは次回。全然トレイルランとか関係ないし。ひとつ懸念していたのは、走ってる時に右ひざに痛みとまではいかないまでも、やや違和感があったこと。

結局、この違和感は痛みに変わるし、地図も全然役にたたないし、今回のトレイルは思いのほか難儀することになりました。

 つづきます…iparappa.hatenablog.com