SalomonのACTIV SKIN 8 を買ったので山頂レポ
今年に入ってから今使ってるザックがへたってきたので、いい加減新しいのが欲しいなぁなんて思っていた今日、この頃。2017年の写真を見ると、すでに今のザックを使っている写真があったので、4年くらい使っていたことになる。
ちなみに、そのザックはGREGORYのRUFOUS8、石川弘樹選手のシグニチャーモデルとしてちょっと巷を賑わしたアイテムだ。「100マイルレースまで対応」みたいなふれこみで、これもってたらいつでも100マイル走れるな、とか思ってたけど、100マイルレースなんて夢のまた夢。ちなみに、腕時計も100マイルに対応してるけど、僕の身体だけが100マイルに対応していない。
▲今回、満を持して購入したSalomonのACTIV SKIN 8 。カラーは黒を選んだ。
それはさておき、ギアにお金を掛けれない僕にとって、トレラン用のザックを買うのはなかなかにシビアな選択と決断が必要とされる。いろいろ調べたり、詳しい人に聞いたり、情報を集めて集めて集めた結果、ついに購入したのが、SalomonのACTIV SKIN 8 だ。
▲Salomonのザックって内容量と商品名がここに書かれてるよね。
実は今まで、Salomon製品を敬遠していたことをここに告白します…！いや、僕の世代だと、Salomonってスキーの印象が強いんすよね。そういやスノーブレード持ってたわ。
ホントのところ、Salomon使ってる人ってガチな感じだし…。僕みたいなつっかけ野郎が持つのは何かちょっとはばかられるなーっていうのがあって。そんな思い込みと偏見のため、のっけからザック選びの候補から除外していたのです。
でも、今回使ってみて考え変わりました。Salomon、いいっす！
▲ザックにはあこがれのソフトフラスクが２本も付いてくる！
まず何が良いってコスパ！お値段なんと9,900円。Ultimate Direction１つ分で２つ買えちゃうよ？しかもソフトフラスクが２本付いてくる！普通に買ったら１本2,000円ちょっとするから半分くらいはフニャスク代か。ビビるわ。
そんなこともあり、入門アイテムに最適だとか、サブ用に使えるとかみたいな感じで、どのサイトでも紹介されている。いや、オレ、メインで使うけど。
▲一緒に買ったSalomonのAGILE5。ちょっと前のモデルだけど安かった。
▲さらに一目惚れしたナショジオコラボのBuffも買っちゃった。ちょーかわいい！
さて。
というわけで、これら新アイテムを装着して大文字山へ試走してきました。Salomonユーザーにとっては今更当たり前の内容なんだけど、使った感じ、レビューします。
▲とりあえず山頂までいく。今日、天気いい。
前面のソフトフラスクには満タンの水を入れて各500mlの合計１リットル。メイン気室にも何か詰め込もうかと思ったけど、今回は最低限の持ち物だけにした。
背負った時のフィット感はあるんだけど、いざ走ってみると前面のソフトフラスクがぼよんぼよんとまあまあの揺れを感じる。そういうものなのか、それともザックのサイズが大きくてフィットが足りないのか…おそらく後者だと思うけど、そこが気になった。
▲あんまり荷物がなかったので、結構スカスカな状態。
▲メイン気室は横開き。RUFOUS8とは逆開きなので、ちょっと戸惑う。
▲上部まで開口部はない。ちょっと何かを取り出す時にやや不便を感じた。ま、これも慣れか。あとチャックの持ち手（？）がひとつしかないので、開くときは上から下の一方通行。
▲中にひとつポケットがある。ちょうど、どら焼き一個分が入るくらいの大きさ。
▲背面のメッシュ部分にもスペースがある。まあまあ広いので予備のワラーチを入れられそう。
▲輪っかがついてるから本来はハイドレーションパックをぶら下げる用だろうな。
ACTIV SKIN 8 の作りだけど、構造上ベルト部分の調整は出来ない。だからその代わり、5つのサイズで展開されている。実は購入する際、石井スポーツでかなり長い間、どのサイズにするか迷いに迷った。
僕は身長170センチ、体重63キロの中肉中背、かなり平均的な日本人体型だと思われる。そう考えるとMサイズなんだろうけど、さんざん迷った挙げ句、たくさん荷物を入れた時にフィットしやすいのではとLサイズを購入した。大は小を兼ねるという小市民的発想だ。
先にふれたソフトフラスクがぼいんぼいんするのはザックのサイズが大きく密着していないのも原因だろう。Mサイズ、もしくはSサイズでも良かったかもしれない。そこだけが今回の選択で心残りなところだ。まあまあ致命的な気もするけどな！
▲こんな感じでベルトの長さは一定だ。
▲じゃあ、どこでフィットさせるかというと、前面のゴムを引っ張り、テンションを上げることで密着させる。ここのゴムがヘタるとアウトだな…。
▲前面左側にはチャックの付いたポケットがある。大切などら焼きはここに入れる！
▲右側にもポケットがあるんだけど、こっちはどら焼きを突っ込むことができる。
▲フラスクを入れる手前にもポケットがあるので、何か突っ込むことができる。僕はここにスマホを入れた。取り出しやすいし、落ちる心配もないしね。
▲もちろん右側にも同様のポケットが。どら焼きだってストックできる。
11/11追記 : 右のポケットは中でつながってました。取り出し口が2つある感じ。
さて、僕は初体験だったソフトフラスクの使用。これまで100均の油差しを使っていたのだから、それ以上に不便なものはないと思うけど、このソフトフラスク、もうホントに今更だけど、むちゃくちゃ便利なのよ。大げさじゃなく、これ使うだけで絶対タイム縮むわ。
なんせ口を近づけて飲めばいいだけだからワンアクションなのよね。取り出して傾ける必要もないし、俄然使いやすい。ずっと100円の入れ物使ってたけど、これは3000円でも出す価値あるわ。しかし…みんなずっとこんな便利なもの使ってたのか…。
▲これが付属していたフニャフニャのソフトフラスク。
▲500ml入るので、両方合わせてMAX１リットルの水分を携帯できる。
▲先を軽く噛むと水が出る仕組み。
ただ、フニャスクがぼいんぼいん揺れるので、胸の大きい人はこんな感じなのかなーとかって思ったりしていたもんだから、フラスクに口を近づけて飲む行為が、あたかも自分の乳を引っ張って母乳を飲んでいるかのような錯覚に陥ってしまった。
でも母乳は完全栄養食だしな。そう思って飲んだら水だって何か力が湧いてくる気がしないでもない。いや、しない。そもそも父だから母乳じゃなくて父乳か。フニュウ。なんかフニャスクに通じる名称にそこはかとない可能性を感じる。
▲このゴムはストロー付きのフラスクを固定させるものかしらん。
そんなわけで、帰りは意図的にフラスクの水を減らして走ってみたら多少ぼいんぼいんはマシになった。その状態だと非常に走り良いと書いておきたい。また、特に前面ポケットはとても便利で、スマホの取り出しやGoProの取り出しなんかもスムーズだった。
結論として、使い勝手が良くコストパフォーマンスも含め非常に満足度の高いザックだと断言できる。…と、僕ごときが言うまでもなく、様々なサイトですでに断言されているのでそれに便乗して、あえて言おう。良いと！
▲とりあえず、どら焼き食べて帰りました。
▲う〜ん、サロモン。ま、装いとして無難な感じは否めないけど、さすが大手メーカー。すばらしいアイテムです。
追記になるけど、Salomonのパンツ、AGILE5もすこぶる良かった。軽くて履いてる負荷も感じないし、あと濡れてもすぐ乾きそうだし。どっちかといういと、こっちのパンツの方が声を大にしてオススメしたい。今なら楽天とかだとさらに安いなぁ
