右足の幅がFでした。

サブ6ランナーかく語りき

【ホームマウンテン大文字山】裏大文字を探索してたらワラーチが壊れて足をケガした話

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今日は大文字山頂上からスタートする。1月最後の週末、この日は久しぶりに気温が下がって、山の上はうっすら雪が積もっていた。

前回、裏大文字を北白川まで抜けたけど、今回はその時に気になったルートを確認するためやってきたのだ。足がちべたい。

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▲山頂から南へ下るとA-14のポイントがある。そこを左に。

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▲コブを越えて・・・

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▲火ノ用心の看板を左へ。

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▲前回同様、ここから進んでいく。

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▲枯れ葉に雪で山道は若干スリッピー。

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▲どんどん進んで雨量観測器まできた。さらに進む。

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▲到着。前はこのまま真っ直ぐ(左へ)進んだ。

分岐があるところまで山頂から約20分ほど。2か所ほど急な登りがあるけど、それ以外は比較的走りやすいし、ちゃんとした山道が続いている。

分岐っぽいところも何か所かあったから、その先を確認するのは今後の課題にしたい。

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▲「赤二」のマーキングがある方向へ進んでみる。

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▲山頂からの距離感はこんな感じ。

マップを確認したところ山側へ向かっているので、このまま裏大文字のどこかのルートにつながってるっぽい。

と思ったけど、ちょっと進むとかなり険しい下りになっている。うーん、行けなくはないけど、なんかもっとちゃんとした道はないのかね。

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▲見た目わかりにくいけど、これ結構な斜面なのです。

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▲なんか木に巻き付かれた木がある。

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▲そのまま真っ直ぐ行くと…どうやら行き止まり。

とりあえず進んでみるものの、上の写真の通り、崖の先端みたくなっていて、さすがにこれ以上進めそうにない。

で、周りを見渡してみると右手の方に道っぽいところが。雪が積もっていたのが幸いして白く目立ってくれていた。

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▲ちょっと斜面を横断するけど、向こうのルートへ出れそうだ。

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▲どうやらこっちが正解みたい。ちゃんと道がある。

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▲標石もあるから間違いなさそう。(あまり当てにはならないけど)

このままどこかにつながってるという淡い期待のまま進んで行ったけど、それもすぐに裏切られることに。

やっぱり急な斜面を下りることになって、雪で道が滑るためワラーチへの負担もハンパない。でもここまで来たらとりあえず下りきるしかないしな…

しばらく行くと水の音が聞こえてきた。かなり下の方まで来てるみたい。

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▲木々の間を抜けながら進んでいく。足元が滑る。

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▲沢に出た。たぶんこのまま沢沿いに下ると車道に出ると思う。

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▲足とワラーチの間に入った泥を洗い流す。ちべたい。

ワラーチに泥が入り込むと足が滑って踏ん張りがきかないし、さらに鼻緒部分に負荷がかかってブチ切れるというリスクがある。

過去何度もそれが原因でワラーチを壊してきたし、これ以上同じ過ちを繰り返さないためにも、ここは落ち着いて泥を洗っておく。

今日はちゃんとタオル持って来てるし、濡れた足も拭いてカンペキだ。

さて、ここからどちらへ進むか…

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▲目の前を見上げると、登れなくもない登り。けど、ここじゃない感がある。

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▲沢の上流を見るとなんか行けそうなところがある。

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▲お!マーキングもされてるし間違いなさそう。

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▲狭いけど道っぽいからそのまま進む。

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▲時折、開けた場所に出てくるので、その時どっちへ進むかがポイントだ。

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▲目一杯、探索眼をフル稼働して行けそなルートを探す。

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▲木から木が生えてる。

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▲また広いところに出た。右方向へは進んで行けそう。

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▲同じ場所から左を向いたところ。こちらも行けそうといえば行けそう。

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▲とりあえず、今回は右へ進んでみる。

マップで方向を確認すつつウロウロしていると右上の方から人の声が聞こえる。姿は見えないし、何を話しているのかもわからないけど、確かに人の声だ。

おそらくこのルートで間違いはない。問題は声のする方までどうやって行くか…

道らしきところを探してみるけど、それっぽいところはない。でもなんか明るくなってる箇所があったので、とりあえずそこまで行ってみる。

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▲あそこ目指して直登や!

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▲おぉ!ビンゴ!道だ!

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▲恐る恐る進んでみたけど、ちゃんとした道になっている。

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▲今、このへん。

なんとか山道に出ることができた。位置的に、さっき左から回り込めば、なんなくこのルートへ出てこれたのかなとか思う。

道なき道を登ったことで、またワラーチに泥が入り込んでしまった。滑って走りにくいこともあったので、持参した水で足を洗うことにした。

今思えばこの時の判断が運命の分かれ道だったのかもしれない。

今回飲む用に300ml、予備に500mlのペットボトルを持ってきていた。足を洗うのにはもちろんペットボトルの水を使ったのだけど、少しでも残しておきたいという気持ちがあったのは否めない。

だから、より滑る左足だけ洗って右足はそのままにしておいたのだ。

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▲足も洗って、気持ちを新たに進んで行く。

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▲3方向に別れた分岐に出た。左へのルートは「熊」と書かれている。

そして3方向へ別れた分岐にさしかかる。ちょうどこの分岐でおばさん3人組に遭遇した。おそらくさっきの声の主だ。そしてまさかの犬連れ。

フレンドリーな雰囲気のおばさまたちだったので、ここの分岐についてちょっと話を聞いてみることにした。

するとひとりのおばちゃんがものすごく丁寧に、地面に地図を書きながら教えてくれたんだけど、正直残念ながらいまいちよくわからなかったよ。ゴメン、おばちゃん。

皆さん、どこから来たんですか?と聞いたら「鹿山」とのことだったので、あれ、年末に来たところだな、とか思いつつも位置関係はよくわからない。

とりあえず、聞いた中で一番わかりやすい熊山目指して進むことにする。

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▲ワンちゃんと。男の人が苦手とのことで微妙な距離でのショット。

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▲ところどころ案内がある。

しばらく進んで前々回に走ったルートだということに気がついた。なるほど、ちょっとだけわかった気がする。

次回、逆に進んで行けば、ちゃんとした山道を通ってさっきの沢まで出れるかな。

なんてことを考えていたら熊山山頂へ到着した。

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▲ジャーン!熊山到着!なぜシロクマ?

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▲山頂からは左右に道が伸びている。

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▲熊山から左のルート。孫熊山の方かしらん。

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▲今回は右ルートへ。足跡がある。さっき誰かが通ったな。

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▲ここを真っ直ぐ行けば山頂、左へ行けば火ノ用心の看板のところへつながってる。

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▲そこそこの登りを進んでいく。

何となく先のルートが見えてきた安心感があったのか、はたまた何かしら油断があったのか、大して何もない登りを走っている時、右足に違和感が走った。

そう、これまで何度も経験したあの感覚。ワラーチが壊れてしまったのだ。

さっき右足だけ洗わなかったのがわざわいしたのだろう、登り坂でワラーチを置き去りにして足を前に着地したものだから、鼻緒の部分が引っ張られて切れてしまった。

とはいえ、これはワラーチあるあるのひとつ。とりあえずパタパタさせながら山頂へと向かう。

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▲またやっちまった…こないだ買ったばっかなのに…

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▲手前の木に「くま山」の文字。左右に伸びる道。どこだここ?

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▲右へ進むと見覚えのある板がある。なるほど、山頂は逆方向だ

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▲合流した道を左へ引き返す。こんなところにも「赤二」の印。

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▲左上に見える杉林の向こうが山頂だ。

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▲無事(ではないけど)山頂まで戻ってきました。

途中、急な下りや登りはあったし、ワラーチも壊れてしまったけど、なんとかスタート地点に戻ってくることができた。

鼻緒の部分も応急処置をしてなんとか走れそうだったので、このあと遠回りをして下山することにした。

結局、この判断が間違いで、ワラーチは応急処置したとはいえ、右親指だけがソールからはみ出してしまう状態だった。

冷たくて足裏の感覚もないものだから、下りをガンガン走っていたら、どうやら水ぶくれができていたらしい。

それでも遠回りして走り続けていたので、水ぶくれが破れて親指の皮がべろりんちょになってしまったのだ。

それに気付いたのは家に着いてから。親指だけだったのが不幸中の幸いだけど、また同じことをやってしまってテンションだだ下がり。

あれから一週間、普通に歩けるようにはなったけど、まだまだ走るには難しい状態。

裏大文字、しばらくおあずけ。