【ホームマウンテン大文字山】東のルートを北白川まで抜けてみる
今日はここ、雨社大神からスタートする。雨社は大文字山と如意ケ岳の間くらいにあって、北へ進むと比叡平へ抜けることができる。
なんでここからスタートかというと、今日は裏大文字を巡ってみるつもりだからだ。
かなり前のことになるんだけど、一度裏大文字で迷ってしまい大変な目にあったことがある。
それ以来近づかないようにしてたんだけど、つい最近、友人T氏の案内で足を踏み入れたことをきっかけに、今、自分の中ではアツいコースになっている。
こんな身近に未だ見知らぬトレイルがあったとなったら、しばらく楽しめるしな。
▲おなじみ雨社大神。無事を祈りお賽銭しておいた。
ホームマウンテンシリーズは大文字山に関係ない人には全く関係ないローカルネタだけど、いつか誰かの役に立つことを願って書いてみる。
主には自分用の覚書だけど。
まずは大文字山頂へ向かって東へ進む。ここに来るまでに結構な登りを進んできたから、そこそこ身体は暑い。今日も半袖短パンサンダルスタイルだ。
▲林道を横切って進む。
しばらくトレイルを進むと林道と交差する箇所がある。そのまま真っ直ぐ、山頂方面へ向かって走る。
普段ならそのまま進んでA-14ポイントの分岐を右に行って山頂へ出るんだけど、今回はその手前で右手(北)へ向かって進んでいく。
▲A-14のポイントへ行くまでに、右へ進める場所がある。
▲目印は左手に火ノ用心の看板。
▲右手にも火ノ用心の看板。そこを進む。
▲ちょっと広いところに出るのでルートが良くわからないけど、それっぽいところを何となく進むと…
▲ロープがある。
▲その先はわかりやすい感じ。道なりにぐいぐい進んでいく。
位置的に言うと大文字の東側、比叡平の西側になる。見た目は山の中だけど、意外とすぐ近くに人の気配を感じる。
地図で確認すると、どうやら野球場があるようだ。この日も練習をしていたのか、時々野球音が聞こえていた。
▲金属バットでボールを打つ音が聞こえる。
▲標石がある。このまま真っすぐ。
結局、この日はこのルートを進んで行く間、誰にも会わなかったので、あまり人が通らないルートなんだと思う。
枯葉の量も多いし、ところどころ進む方向が分かりにくかったりしたけど、それでも道標があるし、いかにも道っぽくなってるし、テープやリボンなんかの目印も結構あるんで、気持ち的にも安心だ。
▲赤い線が二つ書かれた目印。
▲あまり人が分け入らないのか、枯葉がすごい。
▲最初の分岐。ここを右へ行く。
▲思いのほか、走りやすいトレイルが多い。
▲ここにも「赤二」の目印。
▲その先に2つめの分岐がある。どっちも進めそう。
▲左側はこんな感じ。
▲これが右側。今回はこっちへ進んでみた。
昨年末、T氏とN氏と一緒に裏大文字を走ったのだけど、思っていたより奥深くてびっくりした。
その後、また一人で走りに来たんだけど、分岐分岐の連続でルートを把握することができず、たまたまA-14の近くに出て来たというわけ。
今回は逆走してルートを明確にしたいなという意図もある。
▲この倒れた木、前回彷徨った時に見た覚えがある。
▲ここにも「赤二」の印。それを目印に進む。
▲しばらく行くと右下に池が見えてきた。
▲どうやら今、ここみたい。
▲左に行くと天ケ原って書いていある。フライパンがあるとこだ。
おそらく、前回はこのあたりを直登して今の場所に出て来た。…ような気がする。
上の写真、ピンクのテープに書かれた点線の意味が気になるけど、今回はこのまま真っ直ぐ進んでみる。
▲道もあるし目印もあるから行けそう。
▲ちょっと開けた場所に出た。え、何あれ?こんな山奥に謎の物体?
▲確認したら雨量計だって。雨水を測る機械?
▲このあたりから慎重になりながら進む。標石があるとちょっと安心。
▲右手の向こうに比叡山が見える。
▲変な写真だけど、結構な坂道を登ってるところ。
▲登り切ったところに矢印がある。でも行先が良くわからない。
▲今ここ。東に向いてる。
矢印は北と南(登ってきたコース)を示しているんだけど、南西にも一本行けそうなところがあった。
赤二の目印があったから、これまでのルートで行けばこっちに向かうべきだったか。
▲南西に伸びる赤二のルート。今度はこっちへ行ってみるか。
この辺りまでくると、何か山奥に来たなという感じがする。単純に知らない場所だからというのもあるんだろうけど、気持ち的にやや不安を感じる。
何というか人間がいた気配がないというか、残留感がないというか、妙に孤独感のような場違いのような、そういう気持ち。
何かよくわからないと思うけど、書いてる僕もよくわからない。
▲半分埋まってるけど標石がある。
▲二か所、行けそうなところがある。両方ともテープがあるし…
これまで道なりに走ってきたけど、ここで行き止まり感が出てしまった。一応、テープがあるから行けるんだろうけど、覗きこんだらかなり急な下りだ。
最初、右側へ行ってみたけど、さすがにここじゃない雰囲気だったので、戻って左へ行くことにした。
▲左の赤いテープの方へ。写真では道っぽいけど、結構な下りなんだよな。
辺りを調べてみたけど、やっぱりこの道が一番行きやすそうだったので、いやいやながらも下ってみる。途中で道っぽい感じが見えたので良かったけど、こういう道じゃないようなところを行くのってあまり気乗りしない。
下りきったら思ったよりちゃんと山道になっていて、そのまましばらく進んでいく。
▲下りきってしばらくいくとまたも標石。
▲「沢田境」って書いてるのかな。
▲左手を見ると向こうに開けた場所がある。
▲ズームしてみると、なんか広場みたいになってる。謎だ。
▲なぜかこんなところにテレビのアンテナ。
どこから運ばれたのか、はたまた飛んで来たのか、なぞのアンテナを横目に進んでいく。
このあたりからちょっと車の音が聞こえたり、うっすら川の音が聞こえたり、そろそろトレイルの終わりを予感する。
平坦な道が途切れたその眼下に車道が見える。もう進めそうな道はない。どうやらここが終着点だ。
▲わかりにくいけど下の方に道路が見える。
どうでもいいけど、またも道らしき道がなく、かろうじて行けそうなところを探り探り進んでいく。
途中でロープが張られてあったので、ありがたく利用させてもらう。っていうか、ここ登る人いるんだな。
▲結局、こんな感じの急斜面を下りることに。ロープがあってよかった。
さっきより急な斜面を下っていく。こういうところを行くとワラーチに負担がかかるからイヤなんだよな。またヒモがブチ切れてしまうぜ。
とりあえず慎重に慎重に足場を確保しながら降りて行く。車道から見たら斜面にへばりつく変なおじさんだ。
▲下には何かの施設。荒れた様子であやしい感じ。
▲歩きやすそうなところを辿っていくと、ついにアスファルトが!
▲ペット霊園葬儀場駐車場でした。
最後の最後に変なトコ通って気持ちが疲れたけど、何とか無事に下山することができた。
本来なら裏大文字を巡って山頂を経由して下山する予定だったけど、困ったことに大文字山の北側に出て来てしまった。
とりあえず、今回走ったルートはこんな感じ。
▲毘沙門から大文字山を一周して15キロくらい。
▲結局、火床にもピークにも立ち寄れず…
今回走ったルートはだいたい把握した。次は裏大文字を探って、ちゃんとしたトレイルを確立したい。
でもなんか、久しぶりに独りでドキドキしながら進んで楽しかった。全く知らない場所だとこうも行かないけど、まだまだ大文字山で楽しめそうだ。