【誰が】Xero Shoesを錬金してみたよ【見るねん】
先日の生駒トレイルで大破したXero Shoes。新品のストックがなくなってしまったので、過去パーツをかき集めて修理してしばらく使っていた。
Xero Shoes補完計画…左右で本体の色ちゃうけど履いてる時はわからへんし。 pic.twitter.com/00JQkJZLW5
— KENAMI (@kenamipara) 2020年7月27日
ただ、そのXero Shoesも壊れてしまい、しばらくは昔作った自作ワラーチで走っていたものの、切り札として所持していたXero Shoesの自作キットを使う時が…ついにきたのだ!
それを使ってXero Shoesを作ってみたので覚え書き。
▲これがXero ShoesのDIYキット。ソールとヒモだけが入ってる。
▲穴あけポンチ(4ミリ)とヒモ通し用の針金も付いてる。
▲ソールの厚さは4ミリ。ちなみに6ミリを選ぶこともできる。
▲足裏のラグはこんな感じ。
▲既製品と比べたらやや幅広な感じ。
結論から言うと、ワラーチを自作したことがある人であれば問題なく作れてしまう。
板状のシートから切り出す工程がない分、楽なのだ。
▲鼻緒の部分には穴が開いてないない。ペイントマーカーでアタリをつける。
▲今回は2穴バージョンで作ってみる。
▲穴を2つ開けてみました。
ワラーチのヒモの結び方にはいろいろあって、調べるとホントにたくさん見つけることができる。
パラコードを使った結び方で最も有名なのはMAN SANDALSだろう。実は今回、このMAN SANDALSの結び方でやってみようと、一度作ってみた。
ただ、MAN SANDALSのコンセプトは足裏とソールが離れてるということ。
ロードを走るならそれで良いんだけど、トレイルをメインに走る僕の場合、足裏とソールは一体化している方が走りやすい。
あと、Xero ShoesのソールはFeelTrueという独自の素材で出来ていて、Vibramのそれよりやや重量がある。
やはりMAN SANDALSを作るなら、軽いVibramソールがベストだ。そんなこともあって断念。最終的にXero Shoes形式で作ることにした。
▲横の穴はヒモひとつ分しか開いてないので、もうひとつ穴をあけて広げておく。
▲パラコードを通していく。このヘアピンみたいなヤツ、結構使いやすい。
▲今回、鼻緒部分は一回結ぶことにした。その方がヒモの角度が安定する気がする。
▲Xero Shoes方式だとヒモを2本使う。先に通しておく。
▲ヒモを穴に通したら内側から一周させる。
▲逆側もしかり。
▲カカトの部分はパーツを使用する。これは別売り。今回は余りのパーツを使った。
▲ストッパーは新品を使用。
▲付属のパラコードはむちゃくちゃ長い。
▲適当なところでカットする。
▲こちらもストッパーをつけてる。
▲でけた。
完成した状態は同社のGenesisという商品に近い。鼻緒の部分がシンプルなのと、使用しているパラコードが2色という違いだ。
というわけで、さっそくベンチマークランにゴー。
いつものランニングコースとちょっとトレイルを走って来たんだけど、さすが新品、砂利道でも足裏が痛くない。
この日は雨上がりでもあったんだけど、濡れた石畳の上は結構滑る。なんというか、新品ならではの滑り方のような気がする。
平地を走る感覚は悪くない。ただ、自作ワラーチでは気にならなかった着地時のパタパタという音が気になる。
これは素材の違いだろうから仕方ないのかな。
▲水に入っても大丈夫。
トレイルに入って、しばらく走っていると右足の方が少しズレてきた。足が左にスライドするので、どうやら赤い方のパラコードがゆるかったみたいだ。
足首周りはしっかりホールドされてるんだけど、指先の方に隙間が出来ている。
こうなると特に登りの時にワラーチの先端が折れ曲がってしまうから危険だ。
▲この部分がゆるい。
5ミリほどテンションを強めるようパラコードを調整する。ヒモもソールも新しいから馴染むまで微調整は必要だろうな。
もうちょいしばらく使ってみないとわからないこともあるだろうけど、とりあえずは問題なく走ることができた。
ちなみに、Xero ShoesのDIYキットはここから購入することができます。
しかし、DIYキットを使って自作している人の写真見ると、むちゃくちゃおしゃれやな。もういっこ買っておしゃれサンダル作ってみようかな。
▲もう秋です。