右足の幅がFでした。

サブ6ランナーかく語りき

【読クソ完走文】1日ごとに差が開く 天才たちのライフハック/許 成準

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皆さんは天才をご存知ですか?

華々しい成果を上げた人を紹介されると、うぉ!さすが天才!と感嘆する。

だけど、身近にそういう人を見ていると、得意分野以外の出来なさっぷりに、こ、これが天才ってヤツかッ…!と一歩引いてみたり。


天才にはいわゆる発達障害と呼ばれる人が多い。僕が子供のころにはそういた言葉はほとんど知られてなかったけど、昨今、発達障害はかなり世の中に認知されている。

ちなみに、僕はこの「発達障害」という言い方が気にくわない。

もう少し何とか言い方を変えれないものか。「局所発達」とか「卓越感性」とか。発達障害は決して何かの「障害」ではないというのが僕の考え。

とは思うけど、話をスムーズにするため、とりあえず発達障害と言っておく。


そんな発達障害、実に様々なケースがあって一概にまとめることは出来ない。

だけど、多くの場合、異常なまでの「こだわり」を持つことがある。

例えば、朝ごはんは必ず同じものを食べるとか、通勤時は毎日同じ時間、同じ道を通るとか、そういうものだ。

本人達にとっては「そうしないと気持ち悪い」というモノなのだろうけど、はたから見ると習慣としての行動に思える。

何事もそうだけど、物事を成し遂げるには一朝一夕にはいかない。コツコツと積み重ねた努力が必要だ。

天才と呼ばれる人たちが偉業を達成している背景には、その「こだわる特性」が大きく影響していると思う。

先に述べた通り、「こだわり」が強いため、同じ行動を継続しなければ収まらない。

つまり、結果的に習慣化しそれを日課とすることで、物事の達成に至るんじゃないかなぁと思ったり。


さて本書の話。

天才たちのライフハックとして、彼らが習慣化していたことを紹介している。

言い換えると、「変なこだわりを持った変な人の紹介」だ。

1日10分外国語で思考するとか、毎日1時間刻みでスケジュールを立てるとか、デザートは常にチョコアイスを食べるとか…

あくまでヒントとして成功者の習慣が多数紹介されている。

凡人の僕が同じことをして同じ偉業を達成できるとは到底思えないけれど、参考にすることで近しい成果を得られるかもしれない。


J.R.R.トールキンは2本指のタイピングで「ロード・オブ・ザ・リング」を書いたそうだ。

その例を取って、「10本指のタイピングで三流小説を書くより価値がある」と記しているが、うむ、言ってる事は間違いない。

だけど、2本でも10本でも書ける人は書けるし書けない人は書けない。100本使っても書けないだろう。

こんな風に、ライフハックか?という事例も紹介されているけど、個人的にはジェイムズ・ヘットフィールドやイングウェイ・マルムスティーンが取り上げられていて好印象。

 

なんにしても物事には「工夫」が必要だ。そのために「考える」。その行為こそ、凡人が成果を得られる最良の方法なのかもしれない。

とりあえず僕もストレッチを日課として、ベターっと開脚に挑戦したいと思います。