シェムリアップでぼったくられたけど、僕はもう一度カンボジアに行きたい。 <その1>
初日からぼられるオレ、日本人。
5月21日、関西国際空港からハノイ経由でカンボジアのシェムリアップに到着した。久しぶりの海外旅行、しかも乗り継ぎまであったので正直ビクビクしていたけど、何の滞りもなく予定通り現地時間17:30、ホテルにチェックインすることができた。
この日はもう夕方なので、ご飯を食べてマーケットをウロウロするくらい。さっそくトゥクトゥクに乗って夜の街に繰り出した。夜の繁華街なんて、ただでさえテンション上がるのに、それが異国の見知らぬ街ときたら!解放感ハンパねぇ!
▲カンボジアでの初トゥクトゥク!20年前にバンコクで乗った以来。
そんな浮かれ気分で買い物するなんて今思えばあさはか過ぎた。勝手の知らない露店での値段交渉、もちろん値切るのが当然ではあるけれど相手は毎日観光客を相手にしている百戦錬磨のプロ。その日の僕は間違いなくガンキャノンのごとく両肩に巨大なネギを背負ったカモに見えたに違いない。
事前にアンコール・ワットとバイヨン遺跡の置物は買おうと思っていたのだけど、さっそくお目当ての品を見つけたので交渉してみる。最初、向こうがいくらを提示してきたか覚えてないけど、キリ良く値切って2つで30ドルにしてもらった。とくにバイヨン遺跡の置物は「石で重いから」という訳の分からん理由で20ドル。
▲ぼったくられ事件が起きたナイトマーケットのお店
ところが後日、家人が同じ置物を7ドルで購入。アンコール・ワットの方もスーパーで4ドルで売っていた。つまり、僕はまんまと3倍ほどの値段で買ってしまったことになる。そう、それはもう、ものの見事にぼったくられたのだ!
ぼったくられるというのはわかっていたし、金額もそんなに大したものではないのだけれど、これほど華麗にぼられると自分の不甲斐なさにしょんぼりくる。結局、その日以降マーケットでの買い物は家人に任せることになった(笑)
後述するけれど、彼らにも生活があるわけでそのために必死に商売している。早朝から物売りに励む子供、積極的にチップを求める青年、物乞いもたくさん目にした。「貧しい」のレベルが日本とは段違いなのは周知の通り。
だけど、どこかフレンドリーでおおらかで少々のことは気にしない、気にならない風土なのがカンボジア。今回の4泊5日の旅行中、現地の人と接して不愉快な気分になることは全くなかった。むしろ楽しく快適にノンストレスで過ごせたと言っていい。
そんな、もう一度行きたいカンボジアについて、未来の自分のために今回の旅行をざっくり記しておこうと思う。
本編はこちら
旅の準備編
シェムリアップは世界遺産で有名なアンコール・ワットがある遺跡の街。日本でもパッケージツアーがいくつもあるし、現地旅行会社でのツアーもある。効率よく安全に周るならそれがいいのかもしれないが、今回はのんびり過ごすという目的もあったので、すべて個人で手配することにした。
航空券とホテルはエクスペディアで予約。ベトナム航空のサイトで座席指定も済ませてしまう。今回宿泊先に決めたのはMane Village Suites というホテル。エクスペディアのセールでかなり安く泊まることができた。ホテルについては別途紹介したい。
ところで、カンボジアにはビザが必要なので取得する必要がある。現地空港で申請するのが一番安くて簡単なのだそうだけど、事前に準備を済ませておきたいので、今回はオンラインで取得することにした。
サイトで調べると「3営業日くらいでビザが発行される」とあったけど、申請してものの数分でビザが発行された。メール添付でPDFが送られてくるので、それをプリントアウトして持っておく。2枚必要という記事もあったけど、結局1枚で問題なかった。
あと、現地でのネット環境をどうするかという問題。いくつか有名なサービスがあって、その中で評判よかったのが「グローバルWiFi」。ただ、ホテルにはWi-Fiがあるし、そこまでネットは使わないと思ったので結局現地で借りることに。
日系旅行代理店として有名なクロマーツアーズで7日間プランを選択。これならホテルで借りてホテルに返せるので便利だ。クロマーツアーズへの問い合わせは日本語OKなので安心して利用できた。ちなみに、いろんな現地ツアーも企画されている。
街中ではGoogleマップを頻繁に確認したので、やはりWi-Fiは持っていってよかった。
さて、下世話な話になるけど、ここまでかかった費用は下記の通り。
- 航空券 往復 ~ 123,280円
- ホテル 4泊 ~ 30,316円
- ビザ ~ 72$
- Wi-Fiレンタル ~ 3,352円
- はるか(関空往復) ~ 9,600円
- 海外旅行保険(1名分) ~ 2,225円
- 地球の歩き方 ~1,836円
2名分で合計 178,529円也。カンボジアへの旅行費としたら決して安くはない。もっと安くあげるならフライト時間を長くしたりゲストハウスに泊まったりで、4万円くらいは節約することができる。だけど、飛行機は最短時間で行きたいしホテルはちゃんとしたところに泊まりたい。だって年が年だもの。しんどいもの。
そう思ったら2,000円くらいぼられようが痛くもかゆくもないわッ!←負け惜しみ
ちなみに、滞在中は思ったより暑くなかったということもあるけど、何か行動するごとにホテルへ戻ってプールに入ったりシャワーを浴びたりしていたから汗拭きシートは必要なかった。マスクや軍手も使わなかったし、変換プラグも必要なかった。
▲部屋を出たら2秒でプール。もはや露天風呂感覚。
持っていて重宝したのはウェットティッシュと虫よけスプレーとジップロック。あとはファブリーズがあれば良かったかも。僕はコンタクト(今どきハード!)をしているので、トゥクトゥクに乗る時は風とホコリを避けるためサングラスが欲しかった。
とはいえ、必要なものはスーパーに行けば、たいてい手に入るしあまり神経質になる必要はない…と思う。僕は普段から適当な生活スタイルなので、カンボジアでの滞在は非常に快適だった、とだけ付け加えておく。
滞在時の様子は今後、少しずつ書き加えていきたい。
<その2> 滞在初日、こんにちはカンボジア
<その3> アンコール・トムで遺跡巡ってカンボジアンBBQ
<その4> アンコール・ワットで日の出鑑賞と昆虫ディナー
<その5> 生活感あふれるトンレサップ湖のクルージング