iPhone 7 plus の画面修理の手続きしたので覚え書き
家人のiPhoneが割れた。
昨年末、とある出来事がキッカケで家人がiPhoneを落とし、その時に画面が割れてしまった。その出来事を引き起こしたのは僕であるので、間接的だけど画面が割れてしまった責任は少なからず僕にもあるわけで。なので一生懸命、修理方法を調べました。すると、なんと1,800円で修理をした!という人を発見。マジか。
この時使っていたのがiPhone7plusなのだけれど、正規で画面修理を出すと19,800円も掛かってしまう。ビビるわ。もちろん町の修理屋さんでも対応可能だけど、近しい額の修理代が掛かることになる。しかしですよ、その人の方法だと正規修理代が10分の1になってしまう!というわけで、今回はその方法を試してみた。
AppleCare + に加入していること
iPhoneを契約する際に加入の有無を選択できる「AppleCare +」。これに加入していると画面修理を含め、破損、水濡れなどの修理も正規の金額よりも安くサービスを受けることができる。1台のiPhoneで2回までサービスを受けることが可能だ。今回の修理にはAppleCare + に加入していることが必須となる。自分が加入しているかどうか確認するにはここで確認することができる。
auスマートパス会員であること
そしてもう一つの必須条件が「auスマートパス」に加入していること。auで携帯の契約をする時、ぼけーっとしていたらいつの間にか入っている、たまにハンバーガーや牛丼がもらえたりするあのサービスだ。他にもいろんなサービスがあるので、スマホを頻繁に使う人には良いかもしれないが、僕は正直その恩恵にあずかっていない。なんで入ってるんだ?ぼけーっとしてたんだろな。ちなみに自分が加入しているかどうかはここで確認できる。
このauスマートパスの特典として「あんしんサービス」というものがある。iPhoneであれば最大10,000円の修理代金サポートを2回まで受けることができるので、それを適用するわけだ。
エクスプレス交換サービスを利用する
さて、それではさっそく手続きを進めていく。今回は「エクスプレス交換サービス」を利用したのだけれど、これは壊れたiPhoneを全く新しいiPhoneに交換してくれるサービスだ。この現代版「泉の女神」とも言えるサービスは自宅まで届けてくれて、さらにそこで交換までやってのけるという、まさにエクスプレス交換だ。店舗に行く必要はないものの、逆に不在がちの人には不便かもしれない。
修理する前にやっておくべきこと
iPhoneの交換をする事前準備として下記のことをやっておきたい。
・iPhoneのバックアップ
パソコンにつなげてiTunesでバックアップをとるか、icloudへデータをバックアップする。我が家ではiTunesを使用した。しかしデータ移動に時間が掛かる。容量が大きくなったら仕方ないけど、もうちょっと何とかならないものか。
・クレジットカードの準備
エクスプレス交換サービスでは端末を交換するため、壊れたスマホを送り返さなければならない。もしも交換を申し込んでおきながら「やっぱりやめた」ってことになるとAppleさんが困るので、一時的に機種代金を「人質」にされるわけだ。
まずはAppleへ連絡する
エクスプレス交換サービスの申し込みは電話で行う。下記サイトから電話番号を確認できる。
ちなみにiPhoneの修理にはApple店舗へ持ち込む「持ち込み修理」とAppleへ送る「配送修理」も選ぶことができる。時間に余裕がある人は持ち込んでもいいし、一週間ほどスマホがなくても平気な人は配送してもいいと思う。
Appleへ電話をすると男性オペレーターとつながった。画面が割れたのでエクスプレス交換サービスを利用したい旨伝えると、返って来た返事が、「お怪我などありませんでしたか?」というまさかの気遣いの言葉。マニュアルとは言え、このホスピタリティ。
その後はオペレーターの指示通りに
あとは電話での指示に従って進めればOK。途中、「iPhoneを探す」をオフにしなければならず、その際にAppleIDが必要になる。また、申し込み確認のためメールが送られてくるのだけど、イヤフォンをつけて電話していれば通話中にメールの内容を確認することができるのでオススメ。
▲送られてきたメール。支払うボタンを押すとクレジットカード決済の入力画面へ
▲登録が完了すると承認枠として本体代金が「人質」になる。(後ほど取り消される)
新しいiPhoneの到着を待つ
今回、Appleサポートへ連絡したのが3月21日(水)の9時頃だった。その後、交換品発送の連絡メールが届いたのが同日16時16分。そして2日後の24日(金)にはクロネコヤマトで新しいiPhoneが到着した。日にちや時間の指定はできないものの、通常2~3日で配達されるとのことだったので、その言葉通り滞りなく交換できた。
配達時、不在にしていたので仕事から帰った後、クロネコの営業所まで受け取りに行った。その場でiPhoneを初期化し、SIMカードを入れ替えて、割れたiPhoneは返送用の箱に入れて後は宅急便の方へお任せする。これで交換手続きはすべて終了した。
請求明細をauサポートへ送る
後日、Appleから「請求明細書」なるものが送られてくる。この明細書のコピーをauサポートへ送るわけだが、その際に「修理代金サポート申請書」も準備し、これら2つの書類を送る必要がある。申請書はネットからもダウンロードできるし、auの店舗でもらうこともできる。僕は最寄りのauで申請書をもらってきた。
▲郵送されてきた請求明細書。念のためコピーを取って複製を送ることにする。
▲こっちが申請書。記入方法は裏面に書いてあった。
▲このページで申請書をダウンロードすることができる。
厳密には、1,800円じゃなかった
2つの書類をポストに投函。あとはauから銀行へ修理代金が振り込まれるのを待つだけだ。3月31日の時点では振り込まれていなかったので、おそらく経理処理が行われる翌月25日頃だろうか。もうしばらく待ってみたい。
ところで、今回の修理は「AppleCare + で掛かった費用からau修理代金サポートの見舞金を差し引いた金額」が費用となるわけだ。AppleCare + での交換費用が11,800円、消費税を加えると合計12,744円。サポート代金10,000円を引くと2,744円の支払いとなる。1,800円とちゃうやないか!そうです、税込み金額だと2,744円となるのです。まあ、これは内税か外税か受け取り方の違いでもあるのでウソではないけど…
そもそも今回の修理はお得だったのか
1,800円ではないにしろ、かなりお得に交換できた感はある。しかし、あらためてよく考えてみた。AppleCare + の加入に月額600円が必要だ。2年間の契約で初回のみ1,000円、残る23回を600円支払うとなると、合計は14,800円。ファミコンと同じ金額になる。いや、それはどうでもいい。さらに今回はauスマートパスの金額も上乗せされる。AppleCare + 同様、2年間分として算出した場合、372円×24ヵ月で8,928円。両方を合算すると総額23,728円となる。AppleCare +未加入で画面修理をした金額19,800円を上回る結果となってしまった。
2年間の間で2回修理を頼むなら、今回のサービスはお得だったといえる。ただ、そんなに頻繁に画面割るか?スマホ壊れるか?と考えた場合、2年間で23,728円、年間11,864円を保証という名の目に見えない商品につぎ込んでいることになる。保険や保証なんてそういうもんだし、納得できないわけじゃない。だけど、スマートパスを享受しきれてない僕にとっては、イマイチ釈然としないのも正直なところだ。
とはいえ!家人のiPhoneは新品となり、バックアップの復元も問題なく完了し、今は快適に使用している。ところで、僕のiPhoneは現在、契約17か月目。つまり…つまり、残り7か月の間に画面が割れたとしたら、新品と交換できるっていうことか…