右足の幅がFでした。

サブ6ランナーかく語りき

比叡山縦走計画:大尾山から日吉大社へ

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山中を彷徨いつつも、ついに正しいルートを発見。右ヒザの痛み、左足裏の痛み(イガグリ踏んだ)を気にしながら、とりあえずの目的地仰木峠を目指して走ります。ただ途中からホントにヒザが痛くなって後半はグダグダ。仰木峠以降はキツかった…。

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▲見つけた仰木峠への看板。ちゃんとした道が見つかってひと安心。

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▲久しぶりに走りやすい!しかも下り!やっほい!

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▲看板発見!コースは間違ってない。…はず。

軽快にトレイルを下って来たんだけど、ここであれっ?と。なんか雰囲気的にはこのまま人里に下りて行きそうなんだけど。ホントに合ってる?過去の経験からそう思った時は即座にチェック。

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▲やけに下ってきたのでちょっとおかしいと思って確認したら…

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▲やっぱり大原の方へ下って行ってた!あぶね。

どうやら京都側へ下山していっていた様子。古知谷といえば大原の北、京都唯一の即身仏がある阿弥陀寺があるところ。即身仏の最南端として有名で、以前一度行ったことがあるんだけど、その時は冬でお寺が閉まっていて結局入れなかった思い出が。ちなみに、ここのお寺では即身仏を公開してません。

仰木峠―古知谷を結ぶルートの古知谷の方へ向かってたようなので、とりあえず13番の看板のとこまで戻ろうと思うんだけど、地面はガレてるしワラーチを履いて登りたい。近くに沢があったので、そこでワラーチを洗って泥を落として装着、もとの場所まで戻ります。

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▲とりあえずそこの沢でワラーチを洗う。

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▲登り返すこと約5分。もとの場所に戻ってきた。

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▲12番の標識目指して、さっきとは逆ルートを進みます。

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▲お!走りやすいトレイル。この後は基本的に分かりやすい道が続く。

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▲2,3か所かなりの急斜面を登ることに。結構キツい。

小出石越えから大尾山までは木々に赤布が巻かれているのでさほど迷うことなく進んでいける。いくつかのアップダウンがあるけど、これが結構な斜度で登るのも下るのもキツい。ここらへんに人が少ないのはルートが厳しいってこともあるのかな。大きい荷物持ってたら大変だわ。

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▲林道沿いに出た。

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▲ここからはしばらく林道沿いを進むことに。

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▲木々の間から琵琶湖!今回のランで初めての眺望。

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▲斜面を登りきったら管理区域に。この網に沿って登ります。

この少し先に分岐があって滋賀県側に下りることができます。滝寺というお寺があって、比叡山インターナショナルの時、エイドに設定されていた場所。ここから下山も考えたけど、せめて大尾山までは行きたい。持って来たお菓子も食べてないし。

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▲標識ナンバー6、大尾山に到着!

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▲元々は童髯山と呼ばれていたそうです。

比叡山系北稜のほぼ中央、たくさんの登山道が集中している大尾山。というのも以前の話で、現在ルートはかなり減ってるみたい。この大尾山、もともとは「童髯山(どうぜんやま)」と呼ばれていたものの、「たおやま」「だいびやま」と変化していき、現在では「梶山(かじやま)」というのが正しいらしい。

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▲相変わらずの林道沿い。この先、一度林道に出て進む。

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▲何か既視感あると思ったら以前トレランの大会で走ったことある場所。

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▲かつてのルートは廃道になってるっぽい。

今回走って思ったこと、それは登山道は誰も歩かなければ荒れてくるってこと。当然と言えば当然だし、山にとってはその方がいいのかもしれないけど、林道を切り開くわけではなく、自然と共存できるトレイルを整備するなら活きた山づくりができるのではないかと、うっすら思ってます。

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▲3まで来た。あと少し。

このあたりで今回初めての登山者と出会う。僕の方はしょっぱなから道を見失い、途中何度も迷走した挙句の出会いだったので人に出会えたことがちょっとうれしくて「仰木峠はこの先ですかね」って声を掛けてみるも、相手からは「えぇ、もうすぐです」とそっけない返事。どうやらお互いのテンションに相違があったみたい。そそくさとその場を走り去る。

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▲かなりの下り。ヒザ痛い(泣)

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▲向こうに琵琶湖大橋が見える!

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▲ついに仰木峠に到着!やったー!休憩だー!

なんとか仰木峠に到着。京都グランドトラバース65で一緒に走ったナカシマさんに写真を撮ってもらったことは記憶に新しい。数名のグループがいたので少し離れたところで休憩することに。

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▲今日の甘いモノは厚切りチョコケーキ!なんと451kcalもある!

とりあえず目標にしていた仰木峠まではやってきた。後はどのルートで下山するかなんだけど、このあとにひかえる水井山、横高山を登って下るのはちょっと厳しいと判断。もう右ヒザがかなり痛い。というわけで、ここから滋賀県側にエスケープ、横川を通って下山します。
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▲独り会議の結果、17の地点から横川を抜けて下山することに。

休憩を終えて、気持ちも新たに走り出したものの左足に違和感が。見るとワラーチのヒモが切れている!そういや以前にもそんなことあったな…。

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▲出た!ワラーチのひもブチ切れ事件!

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▲とりあえず分岐を横川方面へ

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▲ワラーチを直せそうな場所までしばらく裸足。
このまま裸足で進もうと思ったけど、石が多く足裏が痛い。このまま無理するとまた足裏ベロンベロン事件の再発になりかねないのでワラーチを直すことに。前回の失敗を踏まえ、ちゃんと予備のヒモを持参してます。フフフ、聖闘士に同じ技は二度は通じないのだよ!え?意味わからない?お前の中の小宇宙を燃やせ!

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▲ジャーン!予備のヒモ。同じ失敗は繰り返さない!

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▲応急処置完了!

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▲沢まで下ってこのあと登る。

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▲このあたりの山はお寺に続くことが多いので拝観料注意。

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▲ドライブウェイに出た。ここも東海自然歩道の一部。

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▲土管みたいなトンネルをくぐる。てか土管やん。

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▲向こうに横川の駐車場。

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▲横川中堂を経て坂本を目指すので、ここは左へ。

そうそう、横川といえば比叡山インターナショナルの時、残り30秒で関門突破した思い出の場所。すでに40キロくらい走ってたはずだけど、この辺りは半泣き全力で走り抜けた記憶がある。あんなにドキドキした経験は近年思いつかないなぁ。

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▲後ろのランナーに追われながら無我夢中で登った階段!

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▲スイーパーさんと一緒に根本中堂へ向かったのがこの道。なつかしー。

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▲横川中堂は人だかり。なになに何があるの?
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▲ちょうどこの日、大阿闍梨の特別祈祷が行われてた!見たい!

ここからはほぼ林道を抜けて下ります。以前、日吉大社から登って横川中堂に来たことあるから、その逆だし普通に行けそう。…と思ってたけどこの下りが右ヒザにキツい。

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▲ここからはひたすら林道を下っていく。

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▲木々の合間に見える琵琶湖は眺め良し。

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日吉大社へは林道を外れて細い山道を進みます。

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▲いくつか分岐があって半信半疑で進んできたのが今ここ。

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▲意図せず八王子山の山頂を踏むことに。

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▲下りてきたら何か建物の裏に出た。

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三宮神社から臨む琵琶湖。いい眺め。

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▲こちらが三宮宮。

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▲こちらが牛尾宮。

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▲崖の上に立つ本殿は見上げると迫力ある。

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▲到着しました日吉大社。もうヒザが痛すぎる。

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▲日吉三橋のひとつ大宮橋。秀吉寄進だそうです。

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▲その橋の下でアイシング。

結局、仰木峠以降は右ヒザの痛みが増して、たいして走ることもできず、ダラダラと林道を下山した感じ。なんとも尻窄みな山行でした。今回のルートはこんな感じ。

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和邇駅からゴールの日吉大社まで約23キロ。次回は毘沙門から北上して比叡山までのルートを確保して、いつか途中峠まで到達したいです。