右足の幅がFでした。

サブ6ランナーかく語りき

比叡山縦走計画:途中峠から小出石越えへ

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前回、JR和邇駅から還来神社まで歴史探訪ランを楽しんで来たわけですが、やや右ひざに違和感をかかえつつも早速トレイルインします。ただその入口が怪し過ぎる

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▲この怪しい登山口からスタート!下草がすごい。

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▲少し進むとちゃんと登山道がある。ここで間違いないみたい。

薄暗い入口を過ぎると道筋ははっきりしてる。でもこの時に今まであまり感じたことのないような悪寒…とまではいかないけど、「あれ?」みたいな空気の違いみたいなそんな感覚がありました。僕は霊感皆無の鈍感野郎なので、この感覚も気温や湿度の変化と思ってるけど、人一倍怖がりなので何かにつけて不思議な力のせいにしたがる派です。

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▲いきなり沢を飛び越えるアクション要素あり

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▲土管に飛び乗るって、スーパー〇リオか。

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▲倒木がスゴイけど木にビニールテープ巻いてるってことは人が入ってるってこと

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▲でもいきなり道を見失う。

いけそうな道とふさがれてる道との判断が微妙な感じで、よくよく周囲の状況を確認しながら登っていきます。あきらかに林業かなにかで人の手が入っているので決して進めないようなところではないのはないけど。

写真を撮りつつもGoogleマップで方角を確認しようとiPhoneを手にしたらまさかのフリーズ。全く反応しない!えっなに、たたり?さっきの悪寒を思い出して「やば」と真剣に思ってしまう純粋さ。(←だまれ) そうです。周りには誰もいないし道もよくわからない。引き返すなら今という思いが頭をよぎる。

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iPhoneがまさかのフリーズ!このタイミングでこんなことある?

とりあえず再起動させると元に戻ったのでひと安心。携帯の方は解決したけど進路は未だ未確定。このまま進むべきか迷っていると眼下に登山道のような道が。

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▲左下に道がある。沢沿いだから向こうが正解か。

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▲そこまで下りて進んでいく。でも道は荒れ荒れ。

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▲何度も沢を渡る。ワラーチだから濡れても平気。

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▲山道に木が生えて進みにくいしクモの巣がスゴい!

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▲空き缶の朽ち方が半端ない。いつのやねん。

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▲沢沿いから道っぽい方へ。合ってるのか、はなはだ不安。

以前に誰かが通った痕跡はあるので今進んでる方向で大きく間違ってはないと思うんだけど、いかんせん道なき道感が強くなる。前日に雨が降ったせいか地面は濡れてるし、ワラーチに泥が入って足も滑る。登りがキツいっていうか、もはやただの斜面。

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▲目の前に広がるテープ巻いている木々。

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▲この角度。しかもガスってるし。どんどん怖い。

とりあえず木々をつかみながら斜面を登っていきます。結構な角度なので四つん這いにならないと危険極まりない。このまま登ってちゃんと登山道に出られるのか不安は尽きないけど、逆にこの状況を少し楽しんでる部分もあったり。あれオレ何しに来たんだっけ?と思うとちょっと笑ける。

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▲もう少しで明るいとこに出るけど、もはや歩けるような道はない。

何とか稜線に出たものの、そこもやっぱり何もない斜面。さらに上に向かって登っていきます。注意深く人の痕跡を探しながら慎重に進みます。こんなとこで怪我とかしたら大変やん。ってかクモの巣がエグい。

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▲たぶん今このへん

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▲ビニール袋がくくってあるし、なんかちょっと道っぽいかも。

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▲またビニール袋発見!ということはこっちで間違いなさそう。

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▲斜面がキツいのとワラーチが滑るので裸足に。

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▲向こうが明るくなってきた!もうちょっとや!

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▲とうとう尾根に到着!神々しい演出がクリア感を盛り上げる!

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▲消えかけてるけど「宮メズラ」って書いてる。

看板から南北に山道が伸びているのでもっと北側から登ってこれたのかも知れない。でも雰囲気地図は東から宮メズラに到達してるから、この道で合ってたのかも。あの本に書いてあった「不明瞭ながら」というのは入口が不明瞭なんじゃなくて、道が不明瞭だったってことか。結局、明確なルートは確立できなかった…。

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▲あの地図を見返すと登って来たルートでさほど間違ってはなさそう。

そのまま稜線に沿って南へ進みます。相変わらずクモの巣が多いけど道は全然わかりやすいし走りやすいしトレイルはこうでなくちゃ。
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▲道は小さなクモの巣だらけ。でももう気にならない。

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▲突如現れる三角点。

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▲周囲を見渡すと高すぎるところに小さすぎる標識が。魚ノ子山到着!
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▲これもまた半透明でわかりにくい。どうやら縦走道で間違いない。

宮メズラからしばらく走ると魚ノ子山(552.4)に到着。登山者の探索力を試すかのようなわかりにくい看板があっただけで山頂感は全くない。で、さらに進もうとすると道が二手に分かれてる。地図では一本道だったんだけど…はて困った。

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▲わかりにくいけどここで左右にルートがある。

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▲とりあえず右へ進む。

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▲眼下には林道が見える。とはいえトレイルは相変わらず荒れてる。

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Googleマップを見る限りこっちであってる。はず。

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▲そしてイガグリ!今回2,3度イガグリを踏んでホントにイガが足に刺さった!

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▲この先が尾根だと信じて明るい方へ上っていく。

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▲さらに林道に近づいた。罠が設置してある。

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▲一度林道に出る。砂利が痛いからワラーチ装着。

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▲ややルートから外れてるか…。

トレイルは進めそうなところがないので、一度並走している林道に出て南へ。途中、Googleマップで確認するもやや西にズレていることがわかったので、どこかでトレイルに戻れる場所を探しながら走っていく。っていうか、Googleマップって機内モードにしてるのに使えるの?なんでやーすげーなー。でも便利。

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▲ところどころ道が分岐しているけどとりあえず南へ。

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▲林道とはいえ狭いし荒れてる。もちろん誰もいない。

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▲右手にトレイルに入れそうなとこ発見!階段っぽいけど、ただ枝が並んでただけ。

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▲なんとなく道っぽいところを進みます。

方角を確認しつつ目印も探しつつ進んでいたにもかかわらず、ここでまたもロストします。なんとか復帰しようと斜面を登るけどもう道じゃない。ホントにただの斜面。転がり落ちれば沢に真っ逆さまみたいなところだけど、不思議と裸足四つん這いで登ると落ちそうな気がしない。しかも今日のオレは道なき道などもはや何ともないぜ!

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▲目印っぽいものを確認しながら進んでいく。

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▲特徴的な木。正面と右手に道が伸びてる。このあたりが小出石越えのはず。

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▲マップ上の小出石のポイントに肉薄はしてるけど…

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▲右手に上がってみたものの…なんか違う。

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▲見下ろすと左手に道が見える。あっちか!

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▲しかも看板がある!確認せねば。

どうやら進んできた道よりさらに土手の下にもう一本道がある。下れそうな場所がないので無理やり斜面を滑り落りながら看板のところまで。しかしここに来て無茶なルートを進んできたせいか右ひざが結構痛くなってきた。イガグリ踏んで足の裏も痛いし

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▲これがその看板。仰木峠の文字!

なんのルートのなんの看板かわかないけど、ここで向かっていた仰木峠の文字を見て少し安堵する。この道で間違いなかったのだ!道もわかりやすそうだし、このまま一気に行くぜ!と思ったのがそもそもの間違い。今回、そもそも多い。初見コースってもっと慎重にならないとだわ。

なんだかんだ宮メズラから魚ノ子山までのルートくらいしかわからず、あとはちゃんとしたルートは不明のまま。もう一回走れと言われてもわかりましぇーん。
次回、とりあえずゴールまで行きます。とりあえず…

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