来月、9月2日に「京都グランドトラバース」という大会に参加します。嵐山から高尾、鞍馬、大原、比叡山、大文字山を抜ける65キロのコースで、いわゆる京都一周トレイルを走ります。
京都一周トレイルは京都市内をぐるりと取り囲むルートで、「東山」「北山東部」「北山西部」「西山」の4つのコースにわかれていて、僕はまだ北山西部は未経験。というわけで、大会に向けて試走のため行ってきました北山西部。
▲JR嵯峨嵐山下車。朝8時、さすがに人は少ない。
▲駅から西へ。有名な竹やぶを通って行きます。
▲野々宮神社。縁結び、子宝などのパワースポットとして有名。
▲おー、ローカルCMでよく見る風景。すでに観光客が写真撮ってる。インスタ映えするもんな。
▲トロッコ嵐山駅到着。今日はここらかスタートします。
▲二尊院の門を左手に進む。この辺は見所たくさん。
走っていると前に麦わら帽子をかぶったおじさんランナーを発見。間違いなくトレイルランナー。写真を撮ってる横を追い越して行ったのだけど、この麦わらおじさんとは最後まで関わることに。
ちょうど祇王寺に向かって走ってる時に後ろから「京都トレイルはこっちやでー!」と叫び声。振り返るとさっきのおじさんが別の道を指さしてました。うむ、どうやら道を間違えたらしい。「どうもー!」とか言いながらおじさんの後につく。今日も絶好調。
▲清住大神社。調べても出てこない謎神社だけど何か暗くてイイ感じ。
▲しばらく石畳みの町並みを進みます。もう何か観光したい。
▲かやぶき屋根のお店の向こうに大きな鳥居。
▲愛宕神社一の鳥居。ここを目印に山へ入ります。
▲しばらくは舗装路を延々上ります。
▲六丁峠に到着。27度!
ここで前を走っていた麦わらおじさんをかわして山道を下っていきます。ここまでの上りはウォーミングアップみたいな感じ…なんだろうなぁ。結構しんどかったけど。
▲峠から臨む保津峡
▲坂を下りきった川の手前に標識あり。清滝方面(右)へ向かうぜ!
▲橋をわたる。
▲ほら、間違えた。
▲戻ったらさっきの標識の後ろに狭い階段を発見!こっちか!
▲川沿いに出た!
▲早速、水につかる!冷たい!気持ちええ!
とりあえず水に入って足を冷やしつつ顔を洗ってリフレッシュ。まだなんぼも走ってないけど暑いっす。実は今回、Tシャツの下にユニクロのエアリズムを着てみました。エアリズム、かなりのすぐれものだと思うんだけど。
ファイントラック的な効果はあるのかという実験。ファイントラック着たことないから違いわからんけど。単純に汗のべたつきはマシになるかと思ったけど、うーん、そうでもないっぽい。
▲しばらくは清滝川沿いに進みます。川沿い大好き。
▲でもかなりゴツゴツしてる。湿った岩で滑らないよう注意する。
▲僕が道を間違えてた間に先行していた麦わらおじさんに追いつく。
▲渡猿橋に到着。次は高雄に向かって進みます。
▲実はここ、京都一周トレイル西山コースの1番。この先から北山コースの西部。
▲旅館が立ち並ぶ集落。参拝者用かしら。
▲集落を抜けると愛宕神社の鳥居。境内まではかなり山道が続く。
▲愛宕神社方面ではなく川沿いに進みます。
▲廃墟になった店舗。まぁ山奥だし人もそんなに来ないし。
▲何の施設かわからなけどネーミングセンスは斜め上。
▲登山者もちらほら。舗装路を進む。
このあたり、実はゲンジボタルの生息地で有名らしい。ちなみにこの愛宕山にはツチノコも出没するらしいっすよ。いや、マジで。
しばらく坂道が続くのでひぃひぃ言いながら進みます。正面にY字路が現れた瞬間、後ろから「そのまま真っすぐー!」と叫び声。振り返ると麦わらおじさんが道を示してくれていました。心配かけてすまない。
▲おじさんの誘導通り林道へ。
▲林道を抜けると橋をわたって川沿いに出ます。
▲初めて走る目新しさとキレイな景色に写真撮ってばっか。
▲休憩ポイント。走り始めてちょうど1時間ほど。
いつもは休めそうなところで5分ほど休憩してるのだけど、今回は後ろにおじさんがいるってこともあるし、大会の試走も兼ねてるので足を止めず補給だけ意識して進み続けました。そのせいだけではないと思うんだけど、後半バテバテ。やっぱ休憩は必要な気がする。
▲でた!素敵トレイル!ドローンの空撮で自撮りしたい。
▲曇ってるけど暑い。視覚的には涼しいんだけどね。
▲清滝橋に到着。この先が高雄町。
▲高雄到着!川床が出てる。
ここ高雄町は山の中にありながら観光スポットで「三尾めぐり」というのが有名。高尾の「神護寺」、槇尾の「西明寺」、栂尾「高山寺」をめぐるってやつですね。行ったことないけど高山寺の石水院は世界文化遺産になってるし、国宝の鳥獣戯画も有名。これは走りついでに寄ってみたいところ。
▲家族連れが川遊びしてる。いいなぁ、川入りたい。てか、暑すぎない?
▲住宅街を抜けて…
▲白雲橋。道を渡って林道に進みます。は?30度!?
▲福ヶ谷林道に入ります。走りやすいけど上りが続く。
▲早くもギブ。ここからはずっと歩きました。
▲あれ、ゲンジボタル?
▲まだまだ上る。
▲おぉ!前の方に標識あり!上り区間終わりか!?
▲と思ったらまだまだ続く上り坂。
▲分岐にきた。これは右のトレイルに入る。
▲しかも階段をのぼった狭い方。
▲せま!暗!
▲狭いけど上りが続く。かなりしんどくなってきた…
▲標識が見えたのでちょっと休憩。だいたい今で2時間くらい。
▲凍らして持って来たソルティライチ。つめたい!うまい!
ここで休憩していると麦わらおじさん登場。さっきの登りでだいぶ詰められたみたい。「やっぱ速いですねぇ」って言われたけど、いや、絶対アンタの方が速いよ、おじさん。聞けば現在66歳。過去にウルトラマラソンを何度も完走している強脚の方で、今は走った後のビールを楽しみにしているらしい。
「どこまで行かれるんですか?」と聞いたら僕と同じく二ノ瀬までいくそうな。「この先はほぼ標識通りに行けば大丈夫ですよ」とアドバイスをもらったけど、標識があっても道を間違えるオレにそんな言葉、意味はない!
▲おじさんに別れを告げて再び走り出す。
▲左手に大きな池発見!これが沢ノ池か。
山の中に現れた大きな池にテンション上がる。このあたりで標高410メートルくらい。高雄の白雲橋からの登りがかなりキツかったなぁ。おじさんの話では二ノ瀬までにもう一回大きな上りがあるそうな。その話はまた次回。
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