右足の幅がFでした。

サブ6ランナーかく語りき

如意越の道 <前編>

 

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9月19日、敬老の日。この日は台風が近づいていた影響もあり、前日は結構な雨が降ったものの、朝は雨もやんでギリギリのお天気。本当はロードを走るつもりだったけど、急きょ予定を変更、以前そのままにしていた三井寺方面の探索へ行くことに。

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▲普段チョロチョロとしか流れていない川も結構荒ぶってる。

まずは毘沙門堂の上から雨社を目指します。そこから三井寺方面へ。このコースは先月に紹介した、ひと気のないストイックなコース。結果的に今回はスタートからゴールまで誰一人会いませんでしたが。
雨上がりということもあり、山道は非常に滑りやすく、場所によっては小川のようになっている箇所もチラホラ。「登りは体力、下りは技術」なんて言うそうですが、トレイルランニングの場合、下りの集中力や注意力はとても重要です。とくに今日みたいなコンディションならなおさら。

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▲足元はちょっとした小川のように水が流れてきている。

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▲大文字方面へ向かう分岐。結構、ガスってる。

途中、クモの巣が多くて何度も引っかかりました。顔やら腕やら足やら、クモの巣をなびかせながら、午前8時、雨社に到着。ここから如意ヶ嶽、三井寺方面へ向かいます。

ちなみに如意ヶ嶽というのは京都東山の一峰で、標高472メートルの主峰。西は大文字、東は大津市に接していてちょうど京都と滋賀の県境に位置します。

昔は如意ヶ嶽と大文字山は同じ山と認識されていたみたいで、江戸時代には「如意ヶ嶽の送り火」みたいに言われてたそうな。今でも同じ山派、別の山派がいるそうです。

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▲ふくらみがある3Dクモの巣。鳥でも捕るのか!?ってくらい分厚い!

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▲雨社のある四つ辻に到着。気温は高くないけど湿度が高い!

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▲さっそくの分岐。右は藤尾方面。左が三井寺方面。看板の文字が薄い!

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▲しばらくこんな感じの道を進みます。走りやすくて快適!

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▲次の分岐にさしかかる。左の登りを進んでみると…

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▲なんと行き止まり!

ここは国土交通省の管轄である航空保安施設。何をする施設かよくわからないけど、調べてみると「電波,灯光,色彩または形象により航空機の航法を援助するための施設」だそうです。とりあえず侵入できないので先ほどの分岐を右に進みます。

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▲また分岐。このあたりわかりにくい。

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アスファルトの道に出た。

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▲航空保安施設に続く車道でした。

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▲現在位置はこのあたり。

実は以前、一度このコースを走ったことがあり、その時はこの車道に沿って下り皇子山カントリークラブを経て公園に抜けました。今回は三井寺方面なので南東方向を意識しながら進みます。一度トレイルに戻りましたが、どう見ても進める道がないのでとりあえず車道を下っていきます。途中、リスに遭遇。

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▲なんとかトレイルを進めないかとねばってみたけどダメだった。

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▲というわけで、車道を下りながら南へ進めるところを探していきます。

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▲お!右に折り返すように林道がある!

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▲振り向くとこんな感じ。これはいけるかも。

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▲でもちょっと進むと立入禁止の看板。「入山禁止 山主」とも書いてある。

残念ながらここを進むことはできませんでしたが、さらに進むとガードレールの切れ目から下れそうな道を発見!

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▲注意していないと見落としてしまいそうな入口。

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▲「運輸省」と書かれた道標(?)がある!これは間違いなく道だ。

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▲天気が良ければ左手に琵琶湖が見えたかも。

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▲左へ折れて木のトンネルのような入口へ向かって進みます。

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▲下るとすぐに分岐が。看板もある!

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▲文字、薄ッ!かろうじて左が三井寺方面か。

なんとか進むべき道を見つけました。ここからは初めてのルート。しばらくは斜面に沿うようなシングルトレイル。右手が斜面になっていて、結構幅は狭いですが、ちゃんと道になっているので気を付けながら進みます。

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▲細いトレイルが続く。

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▲前方に看板発見!

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▲だから薄いって!もはや「火の用心」も消えかけてるし。
右は「46」と書かれていて、それが何を意味するのかわかりませんが、そっちではない様子。なので左へ進み斜面を登りますが、道があるようなないような。見上げるとガードレールが見えたので、おそらくさっきの車道です。じゃあこっちじゃないんだろうなと看板まで戻ろうとした時、下りで豪快に滑ってしまいました…痛くはないけど泥だらけ。

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▲向こうに見えるのはガードレール。車道から離れて進みたい。

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▲で、コケる。両手どろどろ。お尻もどろどろ。

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▲さっきの看板まで戻ってよく見ると、右手に道が続いてました…

このコース、ホントに道がわかりにくい。よく見ると行けそう、って感じの細い道が多い印象。しかし、この先にもっとわかりにくい分岐がありました。道が3方向に分かれていてどっちへ行けばいいのやら。やっぱり看板は役に立たない(笑)

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▲ここで道が3つに分かれる。

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▲一番左は赤い布が目印。方向的にはこっちじゃない。…と思う。

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▲真ん中の道は黄色の布が目印。

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▲右ルートは木に矢印が。今思えばこっちだったか…

それぞれのルートを少しだけ進んで様子を見たところ、真ん中の黄色い布コースが正解だと思い進みますが、ここでさらに左右へ分岐!あきらかに左は道が続いており、黄色い布もあったのでそちらへ進みます。しかしその前にちょっと右の方へ様子を見に行きました。すると、行き止まりでしたが、広い空間になっていて、大きな岩が立っている不思議な雰囲気の場所がありました。

 

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▲黄色布コースはすぐに左右へ分岐。

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▲ちょっと右へ進んでみると…

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▲なんちゃってストーンヘンジ的な場所へ。

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▲ここでエネルギーを補給します。

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▲木がボロボロになってる。獣の仕業か!?

さてコースへ戻ろうかと来た道の方へ振り返ると、木が削られた跡がありました。誰かのいたずらか、動物がやったのかわかりませんが、この時、タイミング良く向こうの方で「パキッ!」という大きな音、近くでポコポコポコという変な音が聞こえました。そういや今日は誰とも会ってないなぁ、とか思いつつちょっと怖くなったので先を急ぎます。

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▲分岐までもどり左方面へ。黄色い布が目印!

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▲と思ったらまた車道へ出てしまった…!

車道を避けて避けて山の中を走ってきましたが、ここでまさかの合流!普通に道を下ってきたらよかったやないかい、と思ったり思わなかったり。

うーん、なかなか思ったように進めない…。このままゴルフ場を突っ切るルートになるのか、無事に三井寺方面へ行くことができるのか…

 

続きは後編で!