4月になって新入社員が入って来た。ということは、僕の勤続年数も増えたわけで、また社内の先輩度がひとつアップしたわけだ。 そんなことに何の意味もないことは承知の上だけど、年功序列を重んじる日本社会では、先輩の意見が後輩にとって無視できないもの…
寒の戻りとやらで2、3日ものすごい寒い日があったけれど、週末のこの日は天気も良くて暖かく、まさに春って感じの一日だった。 ちょうど我が家の爬虫類たちのため、ペットショップへエサを買いに行く用事があったので、それに合わせて神社仏閣を巡りながら…
「読クソ完走文」などという書き物を始めて、はや1年が過ぎた。 自分自身、読解力も記述力も向上したという実感はないけれど、思っていることを表現する、ということに関しては、幾許か上達したのではないかと思っている。 それでも過去の文章を読み返すと…
最近、ちまたで流行りの「残念な」シリーズ。本来思っていたものと異なることを指したり、自虐的な意味合いだったりする。 この「残念」という言葉に深い意味をもたらしたのはSNSの影響じゃないかと、僕は思っている。 リア充を装って背伸びした投稿、盛りに…
前回、「子供に教えたいこと」をテーマに書いたので、ちょっと似通った内容になるかもしれないけど、これも是非、子供たちに体験してほしい。 というか、僕が体験したい。それが本書「カレーライスを一から作る」である。 これはグレートジャーニーこと、関…
小学校では昨年から道徳が「特別の教科」として施行されている。どのような内容をおこなっているのかは知らないけど、教科である以上、評価の対象となるそうだ。 道徳というもの自体、つかみどころがないと言うか、何を持ってして道徳というのか、これまた不…
昨年のケガでお正月は初詣に行くことなく、文字通り寝正月を過ごしたわけだけど、今年は長男が受験ということもあり、ここいらでお参りに行っておこうと腰を上げたのが2月。 話は翻るが、僕が走り始めた頃、走るモチベーションとして神社仏閣を目的地にして…
およそ読書という行為は、経験したことのない出来事を想像して嬉々としたり悶々としたり感涙したり、いわば作者が作り出した世界を追体験することだと思う。 しかしながら、この「極夜行」に関してはどれだけ想像してもその上をいくだろう壮絶な体験が記され…
「パパラギ」ー 雰囲気的にあまり馴染みのない言葉だけど、これはサモア語で白人(主にヨーロッパ人)のことを指す。 本書には「はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集」というサブタイトルがつけられていて、文字通りサモアの酋長がヨーロッパを訪…
違和感を覚えたのは10キロ標識の少し手前。左足が何かを踏んでる感覚。チラリと見下ろす。 すると小指の横に羽のようなものが生えていた。その瞬間に悟る…もはや手遅れだ。 日本一ハードなハーフマラソン12月15日、京都高雄マウンテンマラソンに参加した。当…
この11月にベトナムはホーチミンへ行ってきました。 20年近く海外旅行から疎遠だった人生なのに、今年になって2度も東南アジアへ行くことになるとは思いもよらなかった。 そして、その旅行期間にエントリーしていた大会がかぶって、2度もDNSすることになると…
「座右の銘」の反対語を何というか知らないけど、僕にも好きじゃない言葉がある。 それが「同調圧力」だ。 日本は島国で村社会だからとくにその傾向が強いと思う。大多数と異なることをやっている人に対して概して冷たい。 それならまだしも、自分たちと同じ…
先日、フォロワーさんからの情報でランニングウォッチが1円で購入できるということを知り、思わず飛びついてしまった。 購入条件は「使用した感想をSNSに投稿する」こと。限定10名ってことだったけど、結構な人が購入できているようなので、たぶんそういうプ…
僕は少年時代にジャンプ黄金期を過ごし、努力・友情・勝利がテーマのマンガをたくさん読んだ。 それがマンガの王道だと思っているし、みんなで盛り上がったのもそういうマンガだ。それは間違いない。 しかし小学校高学年にもなると、男子の間では密かにちょ…
9月にスタートした琵琶湖一周ジョグトリップ計画。数日掛けて日本一大きな湖、琵琶湖を一周走ろうという極めて個人的な試み。 第2回目は前回からの続きである近江八幡駅からスタートした。あれから一か月も経ってないけど、ずいぶん涼しくなって、かなり走り…
裸足で走るようになってからというもの、人体の構造や動きに興味を持つようになった。 とりわけ足元は裸足ランのベースとなる部位なのでなおさら。 そこで前々から気になっていた本を見つけたので読んでみたのだけれど、それが本書。 距骨万能説 「距骨」と…
先日、娘たちのために部屋を作った。広くない我が家でもうひとつ子供部屋を作るのは挑戦的ではあったけど、年頃に向かう娘がいたのでは仕方ない。 本当はひとり一部屋が希望だったようだけど、そこは2人でシェアしてもらうことで落ち着いた。 問題は半物置の…
9月4日に日本列島を襲った台風21号。僕の住む京都でもめずらしく甚大な被害があった。 昨日、近所の商店街にお好み焼きを買いに行った時、店のおばあちゃんがお好み焼きを焼きながら、 「あんなひどい台風、初めてやわ。」 と言っていたので、長年京都に住ん…
「ビワイチ」という言葉をご存じだろうか。滋賀県にある日本一大きな湖、琵琶湖の周りを一周すること、これを略して「ビワイチ」という。 主に自転車乗りの人たちがサイクリングに1~2日掛けて走るコースなのだけれど、琵琶湖の近くに住んでる以上、やはり…
遭難なんてどこの世界の話だと思っていたけど、トレイルランニングを始めて山へ行くことが多くなったことで無視できない出来事になった。 遭難というのは足を踏み外して崖から落ちたり、濁流に流されてしまったりして、こ、ここはどこだ…?みたいな状態のこ…
40歳を過ぎて来ると、あらためて自分の人生について考えるようになる。 残り半分の人生をどうするかという課題。健康寿命を考えるともっと少ないか。 若い時はそれこそいろんなことに手を出して広く浅く経験を積むのが良いと思う。 だけど、中年になるともは…
キッチンのヒッチハイクと称し、世界の人々のお宅へお邪魔してご飯を頂いてしまおうという「キッチハイク」。想像するだけで心躍る企画だ。 著者はFacebookや友人のツテをたどり、ご飯をごちそうしてくれる人を探して現地へ向かう。そこで待っているのは等身…
1970年、僕が生まれる前に開催された日本万国博覧会。 当時の熱気を知る由もないのだけれど、高度経済成長期の日本が凄まじい勢いを持っていたのは間違いない。 オリンピック開催、新幹線の開通、その後の日本を支える発展が形成された時期でもある。 そんな…
大変お恥ずかしいことに、マラソン大会に出場するまで伴走者という存在を知らなかった。誰がどういった経緯で伴走者になるのか、正直今でもよくわからない。 少し調べてみたところ、日本ブラインドマラソン協会という組織があり、そこで登録し、練習を重ねる…
5月に予定していた鯖街道をキャンセルしてからというもの、張りつめていた何かが緩んだみたいで、走る目的が見えなくなるような、そんな時期が続いていた。 でも、この状態のままでは良くないし、「自分の機嫌は自分でとる」って、とあるお笑い芸人も言って…
カフカ。今日びは黒髪長身のクールな女性ドラマーを連想するのかしらん。しかし、カフカと言えばやはり「変身」で有名なフランツ・カフカだ。 中学生の長男が課題図書で「変身」を読むことになったこともあり、本書を手に取った。 僕も中学生の時に「変身」…
先日、仙台で牛タンを食べた。そう、仙台は言わずと知れた牛タン天国なのだ。これまでに有名店と呼ばれる、「利久」「喜助」「伊達の牛たん本舗」はもちろん制覇している。 ちなみに牛タン定食にはほとんど必ずテールスープが付いてくる。歯ごたえある牛タン…
「あたまがカタい」という表現が使われた時は、たいていネガティブな意味合いだ。「カタい」という表現から「頑固」という解釈が一般的だと思う。 その他にも「融通が利かない」意味であったり、発想が短絡的であったりと、良い意味で使われることはほとんど…
「ミライ」と聞いて我々世代が頭に思い浮かべるのは「機動戦士ガンダム」に登場するミライ・ヤシマだ。「ホワイトベースのお袋さん」とスレッガー・ロウ中尉に評されていたが、当時の年齢は18歳。あまりにあんまりである。 しかし「逆襲のシャア」では2児の…
みなさん、パンは好きですか。日本人はけっこうパン好きが多いとか。中でも僕の住む京都は日本一パンの消費量が多いらしい。詳しい理由は知らないけれど、そんな僕も例にもれずパン好きだ。 とはいえ、わざわざ遠くまで買いに行くとか、買ったパンを紹介する…