右足の幅がFでした。

サブ6ランナーかく語りき

【読クソ完走文】

【読クソ完走文】伴走者/浅生 鴨

大変お恥ずかしいことに、マラソン大会に出場するまで伴走者という存在を知らなかった。誰がどういった経緯で伴走者になるのか、正直今でもよくわからない。 少し調べてみたところ、日本ブラインドマラソン協会という組織があり、そこで登録し、練習を重ねる…

【読クソ完走文】希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話/頭木 弘樹

カフカ。今日びは黒髪長身のクールな女性ドラマーを連想するのかしらん。しかし、カフカと言えばやはり「変身」で有名なフランツ・カフカだ。 中学生の長男が課題図書で「変身」を読むことになったこともあり、本書を手に取った。 僕も中学生の時に「変身」…

【読クソ完走文】動物を守りたい君へ / 高槻 成紀

先日、仙台で牛タンを食べた。そう、仙台は言わずと知れた牛タン天国なのだ。これまでに有名店と呼ばれる、「利久」「喜助」「伊達の牛たん本舗」はもちろん制覇している。 ちなみに牛タン定食にはほとんど必ずテールスープが付いてくる。歯ごたえある牛タン…

【読クソ完走文】やわらかい頭の作り方/細谷 功

「あたまがカタい」という表現が使われた時は、たいていネガティブな意味合いだ。「カタい」という表現から「頑固」という解釈が一般的だと思う。 その他にも「融通が利かない」意味であったり、発想が短絡的であったりと、良い意味で使われることはほとんど…

【読クソ完走文】ミライの授業/瀧本 哲史

「ミライ」と聞いて我々世代が頭に思い浮かべるのは「機動戦士ガンダム」に登場するミライ・ヤシマだ。「ホワイトベースのお袋さん」とスレッガー・ロウ中尉に評されていたが、当時の年齢は18歳。あまりにあんまりである。 しかし「逆襲のシャア」では2児の…

【読クソ完走文】パンのペリカンのはなし/渡辺 陸

みなさん、パンは好きですか。日本人はけっこうパン好きが多いとか。中でも僕の住む京都は日本一パンの消費量が多いらしい。詳しい理由は知らないけれど、そんな僕も例にもれずパン好きだ。 とはいえ、わざわざ遠くまで買いに行くとか、買ったパンを紹介する…

【読クソ完走文】僕がカンボジア人になった理由/猫ひろし

カンボジアへ旅行に行くと決まって、まっさきに思いついたのが猫ひろし氏のことだ。彼は芸人でありながら、カンボジア国籍を取得し、カンボジア代表としてリオ五輪に出場したアスリートでもある。 正直、彼の芸に詳しくはないのだけれど、フルマラソンを2時…

【読クソ完走文】その家事、いらない。/山田 綾子

人が生きていく上でどうしても必要となる行為、そのひとつが家事だ。いわゆる、炊事・洗濯・掃除・買い物など、僕らの生活基盤そのものといっていいだろう。それを楽しめる人はいいのだけれど、多くの人が家事に追われ煩わしいと感じている。…と思う。少なく…

【読クソ完走文】読書の価値/森 博嗣

本を読んだら賢くなるのか そもそも僕が最近本を読み出して「読クソ完走文」などという感想(思ったこと)を書き始めたきっかけというのが「活字離れに危機感を覚えた」から。なぜ危機感を覚えたかというと、「本を読む人=賢い」というすり込み的な認識があ…

【読クソ完走文】頭に来てもアホとは戦うな!/田中 耕太郎

「アホとは戦うな!」とは、これまた挑戦的なタイトルだ。皮肉でも嫌味でもないことを前置きするが、著者は自分を「アホ」だとは思っていないということだ。そうでなければこんなタイトルはつけられない。 著者だけではない。このタイトルを見て「そうそう!…

【読クソ完走文】自分を変える習慣力/三浦 将

さすがに40も過ぎるとこの手の自己啓発本を読んで目からウロコ的なこともなく、「だよねー」という同意と共に、「良い事をわかっていながら実行出来ていない自分」を再認識し自己嫌悪することの方が多くなった。それでもなお時々読もうと思うのは、自分を奮…

【読クソ完走文】獲物山/服部文祥

「人間が偉いのか?」そう表紙に書かれた本書。何と比べて偉いのか、何に対して偉いのか、何をもってして偉いのか。という考えを言及、というか自ら行動し、身をもって体現しているのがサバイバル登山家、服部文祥氏である。行動を伴わない思想は哲学でなく…

【読クソ完走文】センセイの鞄/川上弘美

子供たちが巣立って家人が他界した後、残された男は無力だ。実際そうなったわけではないので何となくの想像だけど、やはり何となくそう思う。しかし、そんな杞憂の老後予想図を覆し希望を与えてくれたのが、本書『センセイの鞄』である。37歳の主人公ツキコ…

【読クソ完走文】バッタを倒しにアフリカへ/前野 ウルド 浩太郎

「昆活」という言葉をご存知だろうか。昆虫採取から最近流行りの?昆虫食まで、昆虫に関わるあらゆる活動を意味する言葉だ。カブトムシを食べた地下アイドルが事務所を解雇されるなど、今、僕の中で昆活がアツい。いや、だからと言って何かしてるわけじゃな…

【読クソ完走文】まんがでわかるまんがの歴史/大塚英志

クールジャパン戦略が推進されて約8年が経つ。日本のイイモノを海外に推して行こうぜ!というこの政策、もちろんコンテンツ産業としてマンガやアニメ、ゲームなどのエンターテインメントも含まれる。同業界に身を置く立場としては、ほとんど「クールジャパン…

【読クソ完走文】山の霊異記 霧中の幻影/安曇 潤平

どういうわけか年を重ねるごとに "怖い" という思いが強くなった。以前はオバケや幽霊の類にあまり興味がなかったし、霊感のない自分には関係ないことだと思っていたし、今でも人間の脳は電気信号でピピッとしているだけで、視覚、聴覚、感覚ですらごまかす…

【読クソ完走文】長距離走者の孤独/アラン・シリトー

長距離を走る時、みなさんは何を考えてますか?フルマラソンで3〜5時間ほど、トレイルだと距離にもよるけど10時間くらい走ってるわけで、そこそこ結構長い時間、いわば暇しているわけなのだ。 ちなみに僕の場合、大会に出た時はブログに書く内容を頭の中で練…

【読クソ完走文】ヨシダ、裸でアフリカをゆく/ヨシダナギ

先日、ヨシダナギさんの写真展、「Tribe Walk」に行ってきた。願わくばご本人にお会いしたかったけど、それほど都合よくタイミングが合うはずもなく。しかしながら僕が訪れたのは平日の夕方、遅めの時間だったこともあって、作品をゆっくり堪能することがで…

【読クソ完走文】山伏と僕、山伏ノート/坂本大三郎

山伏と言えば法螺貝。大変失礼なのは承知の上なのだけれど、法螺貝といえばどうしても「タケちゃんマン」を思い出す。強きを助け弱きを憎むアイツである。僕の中ではそれが連想されるので、あの音色を聴くとどうしても笑いが込み上げてしまう。以前、福知山…

【読クソ完走文】論理的思考力を鍛える33の思考実験/北村 良子

僕はクイズが苦手だ。答えられなかった時の敗北感ときたら!自分の至らなさをまざまざと突き付けられるようでならない。しかも出題者は必ずしも自分で問題を考えたわけではなく、クイズ制作者の考えを代弁してるだけ。にもかかわらず!相手が答えられないと…

【読クソ完走文】世界の混沌を歩く ダークツーリスト/丸山ゴンザレス

今、地上波で非常に人気のある番組『クレイジージャーニー』。何を隠そう僕も放送開始当初からの視聴者で、あまりテレビを見ない我が家においても必ずチェックする番組のひとつになっている。 そのジャーニー達の中で多くの出演回数を誇るのが本書の著者、丸…

【読クソ完走文】太陽と乙女/森見登美彦

僕は京都生まれの京都育ちなので京都のことは好きだけど、どちらかというと地元愛的な感じなので、京都好きを自称する人ほど京都好きではないと思う。 京都に住んでるから京都に詳しいかと言うと全然知らないことの方が多くて、もはや京都通を自称する観光客…

【読クソ完走文】才能が見つからないまま大人になってしまった君へ/神岡 真司

本書のタイトルを見た瞬間、胸を撃ち抜かれるような思いがした。はいはーい、オレオレ!それ、僕のことです!僕です! とまぁビジネス書としては読者にそう思わせれば勝ちなわけで、タイトルに負けた僕はまんまと読んでしまったのです。 「才能が見つからな…

結局、山裸足とかってアホ男子の延長なだけやんか。

実はワタクシ、男子校出身でして。 それを知ってか知らずか、先日、会社の偉い方から本を頂きました。「男子校という選択」というタイトルなだけに、かなり限定された人向けの本です。 男子校を選択したことに少なからず後悔の念を拭えきれない僕を肯定して…