右足の幅がFでした。

サブ6ランナーかく語りき

福知山マラソン ~裸足で走るべき3つの理由~

f:id:iparappa:20171126142014j:plain
11月23日、第27回福知山マラソンに出場しました。当日は京都からマラソン列車に乗って会場へ行こうと思っていたけど、妻が車を出してくれるというので、いやそりゃその方が楽だしとお願いすることに。京都縦貫道を通って舞鶴若狭自動車道へ乗り換えいざ福知山へ!

途中、綾部JCTを通り過ぎて天橋立方面へ向かってしまうというハプニングがありながらも、舞鶴大江インターで高速を降りてなんとか受付時間には間に合いました。そのハプニングのおかげでマラソンコースを車で下見することになるという謎ボーナス。ちょうどボランティアの方々がエイドを設営されているところでした。

f:id:iparappa:20171126142023j:plain
▲当日、高速道路は濃霧。でも車は少なかった。

受付会場となる三段池公園には許可書のある車しか入れないので、近くで降ろしてもらい歩きます。近くといっても1キロほど歩いたけど…。こんなに人が集まる大会は久しぶりなので右往左往しながら選手受付へ。

ウワサでは計測チップを足首に巻くタイプにしてもらえるそうなので、聞いてみたところヘルプデスクへ行ってくれとのこと。そこですんなりと交換してもらったけど、「理由を書いてください」と紙を渡される。“裸足で走るため”と書いたものの、とくに相手の反応はなかったのでこれって普通のことかも!(いや、ちがう。)

さて、今回僕は裸足で走ることを決めていましたが、いろいろと調べた結果、福知山マラソンは裸足ランに適しているということがわかりました。実際に走ってみた感想とともにその理由を紹介したいと思います。

f:id:iparappa:20171126142020j:plain
▲スタートはJブロック。かなり後ろの方。

 

1.路面が優しい

スタートの三段池公園から市街地を抜け、由良川沿いの国道を走る本大会。基本的には舗装路を走るわけですが、アスファルトの状態は非常に良い感じ。裸足ランナーの方には周知のことですが、アスファルトにもいろいろあってザラザラしたものからツルツルしたものまで種類があります。

とくにアスファルトの目が粗くガレている路面を個人的にはガレファルトと呼んでるんだけど、そういう箇所は全くありません。1か所、数メートルだけザラザラした路面があったけど気になるほどでもないし裸足ランナーには適した路面なのです!

…ということは事前に裸足上級者の方のブログから情報を得ていたのだけど、裸足初心者にはそれでも不安。でも、さらにありがたいことに福知山マラソンのコースは車道と歩道を分ける車道外側線が太い!白い線と青い線の2本が引かれており、人ひとりが走るにはちょうどの幅。この線上はツルツルしてるので足裏へのダメージが少ないのだ!

f:id:iparappa:20171126142017j:plain
▲やっとスタートゲートが見えてきた。

 

2.裸足の人が多い

日本にはいくつか裸足ランナーが集まる大会があるらしく、西日本でいうとこの福知山マラソンがそうらしい。僕は単独での参加だったけど、グループで出場されている方々もおられて、そこからの情報だと今回、30名程の裸足ランナーが集まったそう。

前回裸足で出場した宇治川マラソンではワラーチランナーは数名見かけたけど裸足ランナーは見かけなかった。裸足だとランナーからも沿道からも結構声を掛けられたけど、今回はものすごく少なかったと思う。給水所のおばちゃんも「今年は裸足の人多いな」と言っていたから特別視されることもない、つまり初めて裸足になるには走りやすい!

とは言え、裸足ランナー同士だと走ってる時に声を掛けたり掛けられたり。途中ONTAKE100のTシャツを着た裸足ランナーがいたので挨拶をしてみる。するとそこへ、もう一人の裸足ランナーが現れ僕も含め裸足が3人そろう絵面に。

現れたのはアキタさんという裸足グループの方。「この大会は34キロ地点の居酒屋エイドが楽しみなんすよ!」と明るく教えて下さり、軽やかに裸足ステップでスイスイ進んで行かれました。少しの会話だったけど元気をもらえたし、折り返しですれ違った時にも声を掛けてくださって気力をもらいました。

同じメーカーの同じシューズを履いていてもあまり話しかけることはないけど、裸足やワラーチだとそれだけで話ができるし、走っててキツい時なんかはその姿を見るだけでシャキっとする。つまり裸足ランナーが多いとがんばろうって思う機会が増えるのです!

f:id:iparappa:20171126142011j:plain
▲わかりにくいけど大きな虹!この後も2、3回見ることができた。

 

3.大会自体がすばらしい

 今回、初めて福知山マラソンを走らせてもらいましたが、走りやすい良い大会だと思いました。まず、給水に困ることがなかった。季節的にそれほど喉も乾かなかったけど、2.5キロごとにポイントがあるし、自分にしてはめずらしく何度かスルーしたほど。そしてボランティアの方も多くサポートも手厚かった。

もうひとつ、景色がのどかでキレイなこと。これは個人的な好みだけど街中よりも自然の中を走る方が好き。由良川からのぞむ紅葉や田園風景、今回はそこに虹も出たりして特別感ありました。コースも適度に起伏があったし天気もコロコロ変わって変化あったし、そして何より参加費も良心的。

あえて短所を言えば、我が家からのアクセスがやや不便なことと、スタート前、トイレに長蛇の列ができてかなり待たされたこと。ま、これは他の大きな大会でもそうか…。トイレ行くタイミングって難しい。みんなどうしてるんすかね。

 

というわけで、初の裸足フルマラソン無事に完走しました。タイムはネットで4時間33分14秒。4時間半まであとわずかってトコだけど、最後まで歩くことなく走りきったし、ゴール前の坂道も振り絞って走ったし、今出せる力は出し切ったと思う。30キロ手前から見事に失速し続けたのは武庫川ユリカモメの時と同じで悔しいけど、それでもPBは大幅更新!

f:id:iparappa:20171126142144j:plain
▲ゴール!最後の坂道、がんばった!

f:id:iparappa:20171126142135j:plain
▲4時間30分には届かなかったけどPB達成!うれしい!

ゴール後、裸足グループの方々がおられる場所へ行ってみると、ちょうど先ほどご一緒させてもらったアキタさんと、今回の裸足ランにあたり声を掛けてくださったU字さんがおられたので挨拶を。少し談笑して記念に足元撮らせてもらいました。U字さんはすでに靴下を履いておられたのですがわざわざ脱いでくれました(笑)ありがとうございます!

f:id:iparappa:20171126142141j:plain
▲HADASiの方々と記念撮影。

 

今回、本当は保険にワラーチを腰に巻いて走ろうと思っていたのだけど、長男から「裸足で完走してや。そうやないと自慢できひんやん」と激励(?)されたこともあり、こうなったら絶対完走すべくワラーチは持たずに走りました。ハーフ以上の距離を裸足で走った経験がないから不安ではあったけど、無事完走できて父の威厳を保てたことに安堵です。

来年は娘がファンランに挑戦したいって言ってるし、そういうことならもちろん僕もフルマラソンに参加したい。そして次回も裸足で走るつもりだし、その時、新たに裸足に挑戦する人がいて今年より裸足ランナーが増えていたら、やっぱり何かちょっとうれしい気がします。