前回、嵐山からスタートして清滝川沿いを走り高雄を経て沢ノ池までやってきました。この先、多少のアップダウンはあるものの、しばらくはフラットに近いトレイルが続きます。
ちなみに今回の装備はハイドレーションに水2リットル、いろはす桃味のペットボトル、アミノバイタル2つ、凍らしたソルティライチ1つ、グラノーラサンダー2本。いつものおにぎりとかどら焼きは持参せず行動食は少なめ。
ここまで来てもまだお腹は減っておらず、しかも今日はなんか固形物を受け付けない。こんなことあんまりないんだけどなぁ。
▲菩提川をせき止めて造られた沢ノ池。今回は水に入らずスルー。
▲しばらく林道を下る。なんか足が重い。
▲右のトレイルへ入っていきます。
▲しばらく上る。もう上りがつらい…汗も尋常じゃないし。
▲上ノ水峠を登りきる。ちょうど15キロ経過。
▲このあたりのトレイルも走りやすくていい感じなのにね。しんどいわ。
▲70番の分岐。左に行くと「山の家はせがわ」がある。
麦わらおじさんの情報では途中でビールを飲めるところがあるってことで、それが「山の家はせがわ」。僕は飲んで走れるほど強くないので寄らなかったけど、グランドトラバースではエイドに設定されてるみたい。
▲2時間30分を越えたのでエネルギー補給。もうちょっと早く摂るべきだったか…
▲お、また舗装路に出た。
▲しばらく舗装路を登る。杉坂というさらに山奥の地域につながっている。
▲「氷室分れ」って標識を見ると「BOØWY解散」を連想するのはこの世代ならでは。
▲この辺、クマが出るのか~。
▲「氷室配水池」と書いてある。浄水をこの付近に給水するためにためている施設。
▲舗装路を下る。途中10人くらいの高校生らしき集団にが歩いてた。こんなとこで何してんのん。
▲この辺、マムシが出るのか~
▲氷室神社の参道。
氷室神社では宮中に献上する氷が作られてたそう。氷池で氷を作ってそれを保存するのが「氷室」。冬に凍らした氷を保管しておくくらいだから当時は夏でも涼しかったんだろうなぁ。今、むちゃくちゃ暑いけど!
▲氷室町の集落を抜けていく。視覚的なのどかさに反して殺人的な暑さ。
▲畑の間を走るもまったく涼める場所がない。水浴びたいー。
▲マジか!?ってくらい普通の民家の横を通り抜ける。おじゃまします。
▲ここからトレイル。今でちょうど3時間ほど。
▲やっと水がある!ってチョロチョロしとるだけやないか!
▲これが噂の北山杉。木もキレイだし道も走りやすいしステキトレイル。
▲水の音が聞こえる…
▲谷がある!これがおそらく「三の橋」。
このあたりは「盗人谷」と呼ばれるところで、橋が3つ掛かってる。名前の由来はわからないんだけど、水はキレイ。麦わらおじさんがこのあたりからエスケープできるって言ってけど、地図を見る限りもうちょっと先かな。
▲おー!水!水!たっぷり流れてる!
▲ずぼー!そっこうでウォーターイン!ざぶざぶ。
▲緑が多くてジメジメしてる。ザ・日本って感じでイイ雰囲気。
▲湿ったところを過ぎると松の葉だらけ。
▲向こうが明るくなってきた。
▲視界が開けると荒地。もともと何かの畑だったっぽい。
▲おなかが減ったのでチョコを食べる。けどあんまり美味しくない…
▲荒地から林道へ。
▲しばらく行くとまた舗装路にでた。
▲大きな道を横切る。
この道は西賀茂に下れる大きな道で、麦わらおじさんが言ってたエスケープコースはこのことだと思う。逆に進むと雲ケ畑街道で、鴨川の源流がある志明院に続いてる。そういえば思い出した、前に志明院へ行った時に通った道。
そんなことを思いながら標識を確認していると、後ろからカランカランという鈴の音。もしかして麦わらおじさんか!?と思ったら別の3人組でした。見まごうことなくトレイルランナー。装備も雰囲気も上級って感じ。どうも~と軽く挨拶するも3人はそのまま先に進んで行きました。
しかし、通り過ぎ様にひとりが「ここはドボンできるよな」と言ったことを聞き逃さなかった!何のことかしらと様子を見てると川に下りて水に浸かってる!そのドボンか!
いいなぁ。僕も一緒にいいっすか?とは言えずこちらはそのままトレイルへ。水入りたい…
▲さっきの3人が川で水浴びしてる!僕も入りたかった…
▲ここから上りが続きます。二ノ瀬に向かう最後の難所。
▲歩いては止まり歩いては止まり…もう全然、力が出ない。
▲出た!丸太階段。ダイトレの悪夢を思い出す。
▲見上げれば丸太階段。
ドボンポイントの山幸橋から向山へは約300mのクライム。標高差でいうと北山コース西部で一番大きい。実はこの時、体力的にもキツかったし、それに後ろから来た3人組に「追いつかれた」ということもあってもはや心折れてました。こんなにしんどい登りは久しぶり。
しかも登りで足は全然動かない、時間だけが過ぎていく、これが大会なら完走できないんじゃないかと考えると折れた心にさらなる追い打ち。まさに打ちひしがれた瞬間。
とにかく冷たいコーラが飲みたい!
▲火の用心の看板にすら腹が立つくらいしんどい。
▲頂上か!と思ったらただのビュースポット。景色見る余裕ない…
▲ここから向山山頂までまだまだ上り。コーラ飲みたい。
▲先が明るい!頂上近い!神よ!
▲なんとか登頂したものの、自分に負け負け。
▲向山、標高420メートル。達成感より疲労感の圧勝。
▲ここからは下り中心。でも全然足が回らない…
▲分岐、当然右。まだ上らすか!
▲もはや冷たいコーラを飲むことだけが走るモチベーション。
▲ついに夜泣峠に着いた…ちなみにここにもツチノコが出ます。いや、マジで。
▲鳥居の朱色が見える!ゴール目前!
▲叡山電鉄、二ノ瀬駅に到着しました。ここで計測終了。
ゴールしたけど、どうしてもドボンが頭から離れず、水に入れる場所を探し求めて川沿いを歩きました。なんだかんだ1キロ先の市原まで歩いたものの水には入れず…。そして市原のローソンでコーラを購入。日陰に腰を下ろして飲んだコーラはまた格別。思ったより冷えてなかったのが残念だけど。
▲ドボンできる場所を求めて川沿いを行く。結局、市原まで歩くことに。
▲念願のコーラ。アイスコーヒーのカップを買ってそれに注げばよかった…
結局25キロ、4時間46分のランでした。この先の鞍馬まで4時間くらいでいかるかなと思ってたけど大きな誤算。ちなみに大会では鞍馬での関門が6時間。今日のペースだとギリギリ行けるかどうか…。そこは通過できてもその先の関門は厳しい気がする。
今回の試走での反省点
・定期的にエネルギー補給をしなかった
・しっかりと休むポイントをとらなかった
・シャツを2枚着ていたからか暑かった
・登りの弱さが露呈した
こんなところでしょうか。あきらかに登りには時間が掛かったこと、後ろから来た人に抜かれたことなどで気分的にも落ち込むし、それがダイレクトにフィジカルに伝達された感じもします。
▲ワラーチランナーに遭遇。ちょっとテンションあがる。
市原駅へ行く途中、後ろから声を掛けられて、見れば同じくワラーチランナー。聞けばウルトラの練習で50キロほど走ってる途中とか。暑いのにスゴいな…。ちなみに使ってるヒモは登山用の特殊なんとかっていうものだそう。クライミングロープみたいなものかな?
少し談笑した後、「またどこかでお会いしましょ~」とさわやかに去っている姿を見て、何となく自分も頑張れるような気になりました。京都グランドトラバースは9月2日。まだまだ気温も高いけど、最後まで粘って走りたいと思います。